
1920~30年代のヨーロッパを中心とした伝統的なアイテムをフェティコらしい解釈で表現した今シーズン。イメージしたのは当時それぞれの方面で活躍していた3人の女性。画家のヴァネッサ・ベル、写真家のリー・ミラー、デザイナーのガブリエル・シャネル。英国らしいディテールやミリタリーの要素、そして洗練されたクラシカルなデザインなどが、デザイナー舟山瑛美さんによってバリエーション豊かに表現されている。




オープニングはベロアやベルベット、そしてメンズスーツを彷彿させるウールやツイード、レースなど様々な素材が演出するそれぞれの黒いアイテムだ。緩やかにウエストマークをした細見のシルエットはどこか懐かしい気持ちを駆り立てるクラシックモード。かすかに揺れるフレアースカートや、透ける効果が美しさを強調させる軽やかなレースなどは気品さえ感じる。






今までのフェティコの得意としてきた、ランジェリーから派生してきた官能的なアイテムのバリエーションは少し控えめな表情で表現された。それに代わるように登場したのは、衿もとの詰まったスタンドカラーのブラウスや、ギャザーを寄せたブラウス。そして往年の女優を思わせるウールモヘアやウールメルトンを使ったピーコートやトレンチコート。今季のフェティコを象徴し、より今回のテーマを印象付けるアイテムとなった。





またさまざまなテクニックを駆使したデニムも新鮮だった。オリジナルのレース柄をジャガードで表現したセットアップ。スキッパー風のジージャン、フロック加工を施したもの、岡山で生産したストライプジャガードデニムのセーラーパンツ。程よく盛り込まれたクラシカルなムードに新しさを添えた。


























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