撮影：御堂義乗

NEWS 加藤シゲアキさん主演の舞台『粛々と運針』が、3月27日（日）まで東京・PARCO劇場にて上演中。その後、4月8日（金）から10日（日）まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。

撮影：御堂義乗

劇作家・横山拓也さんと演出家・ウォーリー木下さんが初めてタッグを組んだ本作は、母を見舞う兄弟と新しい命を宿した共働きの夫婦、2つの家庭の葛藤を描いた会話劇。加藤さんは築野家の長男・一（はじめ）を演じる。一とは対照的にしっかり者の弟・紘（つなぐ）を演じる須賀健太さんをはじめ、徳永えりさん、前野朋哉さん、河村 花さん、多岐川裕美さんと、巧緻で周到な会話劇を織りなすにふさわしい実力派俳優が集結。

取材会に登壇した演出家のウォーリー木下さん、加藤シゲアキさん、須賀健太さん
撮影：御堂義乗

公開ゲネプロの前に行われた取材会には、加藤さん、須賀さん、ウォーリーさんの3名が登壇。本作に懸ける思いや魅力などを語った。ウォーリーさんの演出について聞かれた加藤さんは「静かな台本だったので動き的には楽かなと思って臨んだんですけど、思っていたのと全然違いました。こんな事になるのか！」と驚いた様子。ウォーリーさんとは長い付き合いの須賀さんも「まさか今回もこんなに動くとは」と驚いたそう。

最後に意気込みを聞かれた加藤さん。今後の感染状況次第とした上で「本当にどうなるか分かりませんが、大阪公演まで走り切りたいという思いが強いです。」とコメントした。

2つの家庭の小さな会話から展開される壮大な命の物語。あなたの周りで起きている出来事と重ね合わせながら観劇してみては。