ニュアンスの異なるブルーのスーツ衣装で
ダンスパフォーマンス

MCを挟んで後半戦。大倉と村上は鮮やかなスカイブルー、丸山と横山は深みのあるネイビーブルー、安田はエメラルドグリーンと、少しずつ異なる色味を基調に、ラインストーンがきらめくセットアップに衣装チェンジ。
今回のライブでは、ほとんどの楽曲をバンド形態でパフォーマンスしながらも、火花やレーザーを用いたアイドルらしい演出も取り入れられた。大人っぽいダンスナンバー「ハリケーンベイベ」を披露した後、椅子に座って歌った「Street Blues」では、しっとりとした歌声が会場全体に静かに広がっていった。
先輩グループの名曲をリスペクトを込めて
歌い上げ、フィナーレへ

先ほどのスーツ衣装からジャケットを脱ぐと、「超八」ロゴのプリントシャツが現れた。よく見ると、それぞれデザインや素材が異なっている。横山と村上は光沢のあるシャツ、丸山はポロシャツ、大倉はジャカード素材のブルーのシャツ、安田はグラフィカルな柄シャツと、アイテムは異なりながらも、ロゴによって統一感が生み出されていた。
そして、5人が演奏したのは日本武道館で数多くの公演を重ねてきた先輩グループ・TOKIOの「LOVE YOU ONLY」。特別な場所にふさわしい一曲が、会場に響き渡った。
その後も、安田のギターソロや丸山のスラップベースが華麗に響いた「“超”勝手に仕上がれ」、横山の希望でセットリストに組み込まれたという「オニギシ」がメンバーの幼少期の写真とともに歌唱され、会場を感動で包み込んだ。
アンコールでは「T.W.L」「友よ」を熱唱。それでも鳴り止まないエイターのダブルアンコールを求める声に応え、再びステージに戻ったメンバーは、「無限大」を披露した。
個々での活動も多かったという2025年、それぞれが一堂に会した本公演で、5人は互いの個性と才能を響かせ合い、グループ史上初となる日本武道館公演を見事に終えた。
photographs: Jun Tsuchiya(B.P.B.)
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