2024年3月31日20時。佐藤勝利、中島健人、菊池風磨、松島 聡、マリウス葉から成るSexy Zoneが、その名を置く時が来た。一人でも多くの人たちに見てほしいからと、オンラインライブという形で届けられたラストステージは、メンバー5人のSexy Zoneへの、そしてセクラバへのまっすぐな感謝の気持ちであり愛情の証に他ならなかった。遂に始まってしまったラストライブは、デビュー曲「Sexy Zone」からスタートし、「RUN」「ぎゅっと」と続いていく。

このラストステージで彼らがまとっていたのは、繊細な光沢感のあるシルバーラメのセットアップ。装飾をそぎ落としたジャケットと裾広がりのフレアパンツ、胸もとにはパールのネックレス。他のアイドルグループとは一線を画した、モード感のある衣装がグループらしさの一つでもあったSexy Zoneを象徴する衣装。だがそれだけではない。この一着は、彼らにとって特別な衣装でもある。このシルバーのセットアップ、2022年の夏のアリーナツアー「セクシーゾーン ライブツアー2022　ザ・アリーナ」では素肌にジャケットを羽織り、その舞台上でこの衣装で、Sexy Zoneにとって初のドーム公演となった「セクシーゾーン ドームツアー2022 ザ・ハイライト」の開催を発表した。そして、同年の12月に実現した、東京ドーム、京セラドーム大阪での公演では今回と同じくこのセットアップに、光沢感のあるブラックトップをインして身にまとった。さらに、メンバーのマリウス葉のラストステージとなった東京ドームでの「ジャニーズカウントダウン2022→2023」で5人がそろって身にまとったのがこの衣装だった。Sexy Zoneにとって大きな節目を共にしてきた大切な一着で、ラストステージを飾ったのだ。何かを語らずとも、その姿こそが、5人のSexy Zoneの心情の現われであったように思う。

MCパートでは、12年分の思い出が写真や映像とともに蘇る。それはSexy Zoneの12年であると同時に、5人の成長記録でもある。あどけない表情の少年たちの姿から、自らの意志を持って未来へと挑む青年へと。マリウス葉もオンラインで登場し、Sexy Zoneが勢ぞろいした。そう、かつても、今もこれからも、5人でSexy Zoneなのだ。
ステージ上で彼らが真摯に語った言葉も、こぼれた笑顔も、溢れた涙も、そのすべてが嘘偽りのない、まっすぐな彼らの思いだ。

Sexy Zoneを物語る衣装に身を包み、一音一音をかみしめるように歌う4人が披露したのは計10曲。そのすべての瞬間を誰よりも楽しみたくて、味わいたかったのはメンバーたちなのかもしれない。観る人たちがそうであったように、心からそのステージを、愛おしみ、慈しんでいるよう。

Sexy Zoneの思いと、彼らがこだわり続けてきた音楽がここにある。5人のSexy Zone卒業に際して、Sexy Zoneが生んだ現象のすべてに感謝を。そしてSexy Zoneのそれぞれの未来にエールを送りたい。

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『Sexy Zone ONLINE LIVE』
（公開期間：2024年6月30日（日）23時59分まで）

Sexy Zone ONLINE LIVE
1　Sexy Zone
2　RUN
3　ぎゅっと
4　puzzle
～メドレー～
5　With you
6　バィバィDuバィ～See you again～
7　夏のハイドレンジア
8　本音と建前
9　Sexy Summerに雪が降る
～～
10　Congratulations

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