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「Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2024-2025 H+」
Hey! Say! JUMPの止まらない挑戦

2025.02.07

モードストリートなブラックレザーを身に纏ったメンバーの破壊力

ライブも終盤、会場全体がどこか名残惜しい雰囲気に包まれたその時、「Donkey Gongs」で空気が一変した。激しいダンスと責め立てるような勢いのある音楽で登場したメンバーは、MVでも着用したヴィーガンレザーのブルゾンに、ジップやラインストーンなどのディテールで装飾を加えたパンツを合わせた衣装に身を包んでいる。中でも知念侑李は、フリンジ付きのブルゾンの下にフォッシャーマンベストを合わせたビンテージ風コーデ。よく見るとTシャツの裾全体に大きな穴の開いたダメージ加工が施されている点もポイントだ。山田涼介の着用する、大きなラペルのベストと、切りっぱなしの裾と前見頃から垂れる長いフリンジが象徴的なベストを重ねた、モード感溢れるコーデも強い存在感を放つ。有岡大貴が着こなす肋骨のようなグラフィックのベストは、アウターのメタルパーツとも相まって、エッジィな雰囲気を演出する。途中からはブルゾンを脱いでパフォーマンスする場面もあり、会場は興奮は最高潮に達した。

金色のコートを纏って登場したクライマックス
ディテールの差異が個々を表現する

そしていよいよフィナーレ、大量のバブルが吹き出すステージに、メンバーが金色に輝くコートを身に纏って登場。ハイウエストで切り替えたコートは腰からはたっぷりのギャザーやプリーツが重なり、動きに合わせて風をはらむ。中でも伊野尾慧の衣装はダブルブレストでベルトがついた変形のトレンチコート。レイヤードされたベージュのギャザーのオーバースカートが、コーデ全体に軽さを与えて垢抜けた印象を。薮宏太のコートはファーのついた飾り袖がポイントで、動くたびにシルエットに大きな変化が生まれる。また、中島裕翔の衣装はあえてシンプルなデザインを用い、スタイルの良さが際立っている。衣装のベースは皆同じながらも細部に絶妙な変化が加わり、それぞれの個性と繋がりの強さが感じられる。

「今回のライブは、グループとして一つ上を目指す上で、とても大切なコンサートです。」そう語るのは、最年長としてグループを長年支えてきた薮宏太。その発言を裏付けるように、このライブでは新たなシステムの導入や異なるジャンルの楽曲への挑戦、過去最大規模の演出の披露など、Hey! Say! JUMPの覚悟がひしひしと伝わってくる。そしてその挑戦を支え続けるのがファンの存在であり、これからも共に歩んでいくのだという会場全体の結束力の高まりが感じられたライブだった。

photograph: Norifumi Fukuda(B.P.B.)


Hey! Say! JUMP
公式サイト:https://starto.jp/s/p/artist/15
YouTube:@heysayjump
X:@JUMP_Storm
TikTok:@heysayjump_storm
Instagram:@heysayjump_official

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