『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』は、米国アカデミー賞助演女優賞をはじめ、数多くの俳優賞や作品賞、脚本賞を受賞した作品。『サイドウェイ』と『ファミリー・ツリー』で、二度のアカデミー賞脚色賞に輝いた名匠アレクサンダー・ペイン監督の最新作だ。
物語の舞台は1970年の12月末、ボストン近郊。名門バートン校で寮生活を送る学生たちは、クリスマス休暇を家族と過ごすために足取り軽く寮を後にするが、中には、学校に留まらざるを得ない者たちもいた。生真面目で融通がきかず、生徒からも教師仲間からも嫌われている古代史の教師、ハナム（ポール・ジアマッティ）と、勉強はできるが反抗的な生徒のアンガス（ドミニク・セッサ）、そして、ベトナム戦争で一人息子を喪った料理長のメアリーが、それぞれの事情から学校に残ることに。孤独な3人は簡単に他者に心を開くことができないが、それでも、共に過ごす2週間の中で関係性が変わり、彼らの内面にも変化が訪れるーー。
気難しく、人とは深く関わらない人生を送ってきた古代史の教師ハナム役は、ポール・ジアマッティ。アレクサンダー・ペイン監督と『サイドウェイ』以来20年ぶりとなるタッグで、人々の心に温かな余韻を残す名演を見せている。また、息子を亡くしたばかりで深い悲しみを抱える料理長のメアリーを、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフが繊細に表現。アカデミー賞助演女優賞、ゴールデングローブ賞をはじめとする58賞を総なめにした。物語を動かす生徒役のアンガスには、映画初出演となる新星ドミニク・セッサが起用され、二人の名優にひけを取らない芝居で観客を魅了する。
映画では老教師から若者へ、息子を失った女性から出産間近の彼女の妹へと、過去から未来への継承が描かれ、古代史に精通するハナムがアンガスに投げかける言葉は、見るものの胸を深く打つ。
また、1970年代さながらのアナログ感のある映像の質感や色温度、セット、小道具、さらに衣装にも美意識が貫かれ、気づけば、映画の世界にどっぷりと浸って愛着を持ってしまうのも本作の魅力。笑いあり、涙ありの人間ドラマの新たな傑作が誕生した。
本作をいち早く鑑賞できる試写会に、30組60名様をご招待します。奮ってご応募ください。
応募は、装苑ONLINEの公式X（Twitter）をフォロー後、アップされるこの映画のトピックをリツイートして完了。締め切りは、2024年6月6日（木）18:00まで！当選者の方には、X（Twitter）のダイレクトメールで直接連絡いたします。
応募の際は、以下の注意事項も必ずご確認ください。
映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』一般試写会
日時：2024年6月13日（木）開場 18:30、開映 19:00（上映時間133分）
会場：神楽座
東京都千代田区富士見町2-13-12 KADOKAWA富士見ビル1F
人数：30組60名様
・転売・譲渡目的でのご応募及び当選権の転売・譲渡は決して行わないでください。
監督：アレクサンダー・ペイン
脚本：デヴィッド・ヘミングソン
出演：ポール・ジアマッティ、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・セッサ
2024年6月21日（金）より、東京・日比谷の「TOHOシネマズ シャンテ」ほかにて全国公開。
配給：ビターズ・エンド ユニバーサル映画
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