–文化出版局パリ支局より、イベントや展覧会、ショップなど、パリで日々見つけたものを発信。
“桜”といえば日本ですが、この時期になるとフランスでもみごとに桜が咲き誇ります。
パリで最も親しまれているのは、植物園に植えられた白妙(シロタエ)という品種の一本桜。八重桜(ヤエザクラ)の一種で、花びらが多くふっくらとした形の花を咲かせます。
3月最後の週末はお花見に絶好な小春日和となり、多くの人が訪れていました。ですが、公園での飲酒が禁止されているフランスでは、日本のように花を愛でながらお酒を飲む習慣はありません。家族連れや友人同士のグループが満開の桜を囲み、香りを楽しみ、記念撮影をする、ほのぼのとした光景が見られました。
パリ植物園の名物桜の白妙は、名前のとおり真っ白な花を咲かせます。地を這うように枝を伸ばした末広がりの姿は、見ているだけで穏やか気持ちに。
パリの中心部に立つサントゥスタッシュ教会にも桜が似合います。
花の中から顔を覗かせるエッフェル塔。
さぁ、日本でもフランスでも、春を楽しみましょう!
Text&Photographs: B.P.B. Paris