見どころ3
ビジュアルだけじゃない!
知的好奇心も満たされる展示
100点ほどの作品タイトルの横には望遠鏡のマークがついており、そのQRコードを読み取ると、スマホなどのモバイル端末で作品解説を読むことができる。そこには歴史的・社会的な観点の情報もあり、AWA目線のユーモアに溢れた小話のような解説も。読み応えたっぷりで、この解説を読めば展覧会をもっと楽しむことができます。
フランスで最も古いスキーリゾートの ひとつ、シャモニーに位置するカジノ・ル・ロワイヤル・シャモニー=モンブラン。ナポレオン3世(ナポレオン・ボナパルトの甥)も実際に泊まったと される、王室御用達のホテル。
左:ここはオーストリア最高度の山岳道路。ニューヨークの株価大暴落で全世界が深刻な経済危機に 陥っていたころ、オーストリア政府が雇用創出の一策として道路工事を開始し、開通させた。
中央:砂漠に飲み込まれたゴーストタウン、コールマンスコップ。かつては砂の中に手を入れるだけで、ダイヤモンドを 見つけることができたとか。現在では観光地となっており、写真のように大量の砂が侵入してきた家の様子など、非現実的な光景が広がっている。
会場は全作品写真&動画撮影OK。
魅力的な写真を展示する空間にもこだわりが詰まっている本展。ノスタルジックでフォトジェニックな展示会場を、それぞれのセンスでさらに撮影してみて!そして、会場にはフォトスポットにもなる鏡がたくさん。自分の姿を映したり、友達と鏡に映って一緒に撮影したりと、観客も展示の一部になることができる試み。
会場には姿を映して写真を撮れる鏡も。
電車のオブジェもフォトスポット!旅行先で電車に乗っているように、窓から覗いて写真を撮ってみて。
写真が移り変わっていくインスタレーション的な要素も。
「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」の会場で見られる写真群はどれも夢幻的。映画のような世界に没入し、ファンタジックな体験に身を浸すことができます。
けれど忘れてはいけないのは、ここにある風景はAIやミニチュアの造り物ではなく、全て実際に存在するということ。あなたにとっての非現実は、誰かにとっての日常。望みさえすれば、訪れることができる場所なのです。
写真を眺めながら、ビハインドストーリーを読みながら、自身でカメラを構えながら…。そうして展示を楽しむ間に、きっとポジティブなエネルギーが湧いてくるはず。新しい発見やインスピレーション源を探しに、日本初上陸のAWAを訪れてみて。
この展覧会開催を記念してペアチケットを5組10名様にプレゼント!応募方法は、装苑ONLINEの公式Twitterをフォロー後、アップされるこの展覧会のトピックをリツイートして完了。締め切りは、2023年4月24日(月)10時まで!当選者の方には、Twitterのダイレクトメールで直接ご連絡いたします。
ウェス・アンダーソン監督コメント
ここに紹介された写真は、僕が出会ったこともない人々が(わずかな例外をのぞいて)僕が見たこともない場所や物 を撮ったものだが――実際僕が撮りそうな写真だ。
偶然に僕であるとはどういうことか、よく理解できた。どうもありがとう。 じゃあ意図的に僕であるとは、どういう意味なのだろうか。きっと僕自身のことを指すのだろうが、いまだによくわからない。けれどそれは大したことじゃない。ほかにはない魅力的な風景を発見し、共有してくれたことに、心からの祝福と大きな感謝を伝えたい。
ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている
期間:開催中~ 5月26日(金)
場所:寺田倉庫 G1ビル
東京都品川区東品川2丁目6-4
時間:11:00~19:00/毎週金・土曜日 11:00~20:00(入館は閉館の各30分前まで)
※ゴールデンウイーク中(4月30日~5月4日)と最終週(5月22日~25日)は11:00~20:00
入館料:前売り 一般¥1,800、大学生¥1,300、高校生以下¥800
当日 一般¥2,000、大学生¥1,500、高校生以下¥1,000
※未就学児は入館無料
WEB:https://www.awa2023.jp/
Instagram:@awa__tokyo
※状況により、会期・開館時間等が変更となる場合がございます。
※本展は予約不要ですが、状況によりオンラインによる事前予約が必要となる場合がございます。公式HPにて最新情報をご確認ください。