第36回イエール国際フェスティバル、
ファイナリストの作品を動画で紹介 Vol.2

2021.12.28

36th edition of the International Festival of Fashion,Photography and Fashion accessorise, Hyères 
南仏の小さな田舎町イエールで開催されるヨーロッパ最高峰のファッション・コンペティション。若手デザイナーの登竜門として知られるこのコンペティションに9人と1組のファイナリストが挑みました。

Le 19Mシャネル メティエダール賞(The le19M Chanel Métiers d’Art Prize)
ラクポン・ライマチュラポン(Rukpong Raimaturapong)/ タイ

受賞したラクポンは左から2番目。

この賞は、フェスティバルのメインパートナーのシャネルが傘下に収めるメティエダール アトリエ(ルサージュ、ルマリエ、メゾン ミッシェルなどの伝統技術を継承する熟練職人のアトリエ)の技術を取り入れたプロジェクトで、ファッション部門の各候補者が一つのアトリエとタッグを組みコラボレートするもの。匠の技術をいかにコレクションに生かせるかが勝敗の決め手となります。

コレクションのテーマは「ユナイテッド」。多民族が共存するタイが団結するようにという願いを込めたもので、素材には伝統的な絹織物やストリートマーケットで入手したジャージーなどが使われています。自国の様々な要素を結合させたカラフルでエネルギッシュな作品です。
シャネルとのコラボレーションでは、帽子のアトリエである「メゾン ミッシェル」とチームを組み、ルックに合わせて帽子を製作しました。

「第36回イエール国際フェスティバル、受賞者決定!」記事はこちらをチェック!

Photographs:濱 千恵子 Chieko Hama
Text:B.P.B. Paris