フランスきっての伊達男、セルジュ・ゲンスブールの私邸訪問。
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2024.04.10

フランス音楽界の異端児にしてカリスマ・ミュージシャンであったセルジュ・ゲンスブール。数々の名曲と伝説を残し、1991年3月2日に62歳で他界したセルジュは、その破天荒な言動や行動がしばしば非難されたが、ジュリエット・グレコ、ブリジット・バルド、ジェーン・バーキン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ヴァネッサ・パラディといった美女たちをプロデュースし、また虜にしたフランスきっての伊達男だ。

事実婚関係にあったジェーン・バーキンとの間に誕生した愛娘シャルロット・ゲンズブールは、女優、歌手、ファッションミューズとして知られる。その彼女の働きによって昨年秋に一般公開された「メゾン・ゲンズブール(Maison Gainsbourg)」が、このほどフランス文化省の『高名な家(Maisons des Illustres)』に認定。ゲンズブール生誕 96 周年にあたる4月2日に、シャルロット立会いのもと、認証プレートが設置された。

パリ左岸の高級住宅街ヴェルヌイユ通りにある「メゾン・ゲンズブール」は、セルジュ・ゲンズブールが1969年から亡くなる1991年まで暮らした邸宅。ここを受け継いだシャルロット自身も幼少期を過ごした思い出の家であり、彼女の意向でそのまま手つかずで残されていた。

訪問者はヘッドホンを付け、シャルロットの囁くような声に導かれながら邸宅内をまわる。まるで秘密の隠れ家を散策するようなツアーだ。彼女のガイドはリビングルーム、キッチン、バスルーム、書斎、寝室へと続き、時が止まったままの部屋で語られる親密な逸話が、様々な感情を呼び起こす。

また、セルジュが22年間暮らした旧邸宅の向かいには、彼の生涯とキャリアをたどるミュージアムがあり、ブック&ギフトショップやカフェピアノバー「ル・ゲンズバール(Le Gainsbarre)」を併設。年代順に写真、所有した美術品や服などが、貴重な映像とともに紹介される。

フランスの歴史、文化、音楽と、様々な記憶を刻む家は、それだけでも一見の価値ありだが、没入体験できる仕掛けがなんとも芸術的。ゲンズブール・ファンはもちろん、そうでない人にもおすすめしたいパリの必見スポットである。

Maison Gainsbourg
14, rue du Verneuil
75007 Paris

Text:B.P.B. Paris

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