【2022年春夏パリ・ファッションウィーク】
ディオールはマルク・ボアンの時代にフォーカス

2021.10.01

2022年春夏パリ・ファッションウィークで、話題になったブランド、
気になったブランドをご紹介します。

●DIOR

今シーズンのディオールは、長きに渡りメゾンのアーティスティックディレクターを務めたマルク・ボアンの時代を掘り下げました。特に焦点を当てたのは、1961年に発表された「スリムルック」。当時のメディアはこのルックを「1947 年のニュールックとまったく同じように、完全にファッションを変えた」と評したそうです。


また、ウイメンズ アーティスティック ディレクターのマリア・グラツィア・キウリは、イタリア人アーティストのアンナ・パパラッチの独創的な世界からもインスパイアされ、ショーの舞台装飾を彼女に依頼。コレクションに使われたイエロー、グリーン、レッド、ネイビー、オレンジなどの配色は、アンナの作品からヒントを得たもので、グラフィカルなカラーブロックの遊びが、ボアンの美学に彩りを与えています。

©NHU XUAN HUA


Text : B.P.B. Paris