独自の視点が光る！東京リアルショップ
vol.08 00（ゼロゼロ）

裏原宿エリアに4月にオープンしたセレクトショップ「ゼロゼロ（00）」。ショップデザインにスケートボードの要素を取り入れ、入口前には大胆にもスケートパークを思わせるスペースが広がる。

商品もスケートボードカルチャーや横乗り系のテイストを感じさせるセレクトになっていて、1階はTシャツやスポーツユニフォーム、ルーズシルエットのパンツなどの、アメリカで買い付けた古着を中心に、2階には厳選されたブランドの新作アイテムが並ぶ。

2階は木を基調にした温かみのある空間。スタッフが気になるブランドをピックアップして精査、ショールームや代理店を通さず、直接ブランドに連絡して仕入れることも積極的に行っているそう。そのディグ精神から他では見られないアイテムが揃い、ショップのオリジナリティに繋がっている。

最近入荷したおすすめは、ロサンゼルス発ブランド
「シーズ（cease）」のパーカーとスウェットパンツ 各￥39,600

実はここ、スタイリストやファッション通のインフルエンサーからも支持されていた人気のセレクトショップ「ゴッファエックス（Goffa X）」が閉店を機に、隣の建物へと移転したもの。単なる引っ越しではなく、「新店」としてのリニューアルオープンを果たした。

店名の「ゼロゼロ」には、ゼロからのスタートという意味が込められている。

スケートカルチャーをベースにしながらも、ゴッファエックスから受け継いだモードのエッセンスを融合。古着とブランド、カルチャーとスタイルが交差する空間は、これからの裏原宿を象徴する存在となりそうだ。

STAFF SNAP!!

スタッフの清水太志郎さん

RECOMMEND ITEMS

ボディスーツシャツ ￥60720 Vaquera
「ヴァケラは7、8年前から扱っていて、レディースからユニセックスになったブランドならではの感性が魅力的。アメリカっぽいディティールというか、質実剛健さと可愛いデザインのギャップがいい」（清水さん）

Tシャツ ￥8500 KOWGA
文化服装学院を卒業したデザイナーの甲賀加純さんが国内外のサブカルチャーを
着想源に展開するブランド、コウガのTシャツ
「カラー別注をしていて、ここでしか買えない特別なアイテムです」（清水さん）

パンツ ￥5390 ユーズド
「いい意味でファッションアイテムではない旅行みやげ的なパンツを、ファッションとして着るのが面白い。
上からパンツを重ねて見せパンとしてはいても可愛いです」（清水さん）

Photographs : Jun Tsuchiya(B.P.B.)