
Courtesy of AMI
2011年に創業したフランスのブランド、AMI(アミ)。創設者兼クリエイティブディレクターのアレクサンドル・マテュッシが、自身の大切なインスピレーション源として語るのが、パリとマレ地区だ。2025年2月には、そのマレ地区に600㎡を超える新たな旗艦店をオープンし、アレクサンドル・マテュッシと気鋭の建築ユニットStudio KOの協業で生まれた、美しいギャラリーのような空間が話題を呼んだ。
AMIがこよなく愛するマレ地区の新店舗オープンをお祝いし、4月13日までコミュニティイベントを開催している。マレ地区を象徴する4つの店舗と提携した取り組みは、町の歴史や文化、そこに住む人々にリスペクトを払うもの。
AMIとコラボレーションしたマレの名店
1. ル・プログレ(カフェ・ビストロ)

パリで名高いカフェ・ビストロの「ル・プログレ(Le Progrès)」では、AMIのシグネチャーである白×黒のストライプをあしらったコースターやナプキン、ストローが用意されるほか、日よけやパラソル、テーブルクロスも特別仕様に変身!

また、AMIのオリジナルゲーム「L’AMI du quartier(ご近所の友達)」も展開され、街の探索を楽しむことができる。エミリー・エットリによる温かなイラストがキュートなこのゲームは、オンライン上でも展開されているので、ぜひトライしてみて。
2.プティット・イル(ベーカリー)

フランス・台湾系の人気ベーカリー「プティット・イル(Petite Île)」もAMI仕様に。パンを購入すると特製のシルクペーパーに包むサービスを行うほか、AMIスペシャルのパン・オ・ショコラを販売する。
3.オ・フルール・デグランティーヌ(花屋)

エコ志向のフローリスト「オ・フルール・デグランティーヌ(O’Fleurs d’Églantine)」では、春を彩るAMIのブーケが登場。また、この場所ならではの花や植物をAMIのポットとシルクペーパーでラッピングした特別なセットが、AMI特製のキャノピーのもとで販売されている。

4.ル・ジャルダン・デ・デリス(青果店)

地域の人々の生活に欠かせない青果店「ル・ジャルダン・デ・デリス(Le Jardin des Délices)」でも、商品にAMIの限定デザインが施されている。

特別な写真集も刊行

本イベントを記念して、ドキュメンタリータッチの写真で知られるオリヴィエ・ケルヴェルンによる写真集『Chemin-Croisé(交差する道)』も限定販売される。マレの象徴的な人々と風景を30点のモノクロ写真で写し出した本書は、4月12日よりAMIのマレ地区の店舗で販売がスタート。
さらに、北マレの書店・ギャラリーの「イヴォン・ランべール(Yvon Lambert)」では、本書の写真展「L’AMI de quartier(AMIのご近所)」を開催し、本に収録された写真や未公開の写真を展示・販売する。もちろん写真集も購入可能だ。
ファッションにとどまらず、地域とのつながりを大切にしながら新たな文化を創出するAMIの試み。日本にいる私たちも、多くのヒントを得られそうだ。
AMI
2011年にフランス・パリで誕生。創設以来パリの町からインスピレーションを受け続け、ブランド名の“AMI”はフランス語で「友達」を意味するほか、創設者兼クリエイティブディレクターのアレクサンドル・マテュッシのイニシャルに由来している。創設以来、メンズとウィメンズの包括的で実用的なワードローブを提案し、フレンドリーでラグジュアリー、エレガントでシンプルという、魅力的なフレンチカジュアルを現代に伝えている。
Photographs : Courtesy of AMI
AMI MARAIS
96 Rue de Turenne, 75004 Paris, France
お問い合わせ先:「アミ パリス ジャパン」TEL 03-3470-0505
https://www.amiparis.com/ja-jp