今春、東京にある名建築・森山邸にて発表されたYUKI FUJISAWAのアランニット。

アラン諸島でデザイナーの藤澤ゆきさんが目にした耕地の色、人々の営み、旅の記憶からインスパイアされた、豊かな色合いのニットや、オリジナルの「陶器のボタン」、様々なポケット模様。それらを自在に組み合わせ、お披露目会でオーダーされた百人百様のセーターが夏と秋の間に編みあげられ、冬本番を前に素敵に完成。それぞれのセーターたちが持ち主のもとへ旅立つ前に、一堂に会する「アランセーターお披露目会2023、その後」が京都のアートスペースPURPLEで11月28日から30日に開催される。

本展ではオーダーメイドで制作されたアランセーターを展示すると共に、トートバッグや新作のニット小物（ニット帽、ミトン、マフラー）を先行発売。

​​数千時間をかけて編まれた時間の結晶が、この先のだれかのあたたかな日々に続いてゆく。物語のはじまりを感じさせるそれぞれの一着をぜひ会場で。期間中はデザイナーの藤澤さんも在廊予定。

『お披露目会でオーダーされたセーターは、長い時間をかけて大切に編まれ、やがてセーターとなって誰かの家まで運ばれてゆく。生活の中に根を張り、長い歳月をともに過ごす、かけがえのない一着になるのだろう。』（橋本倫史「あたらしい種」記憶を編む セーター制作日記）

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