• HOME
  • FASHION
  • NEWS
  • フォトグラファー・桐島ローランド×Y'sアートプ...

フォトグラファー・桐島ローランド×Y’s
アートプロジェクト「WOMEN’S EMPOWERMENT Autonomy / Heteronomy」の全作品が完成

2022.03.04

フォトグラファーの桐島ローランドさんをクリエイティブディレクターに迎え、Y’sが持つ一貫した女性像を表現するアートプロジェクト 「WOMEN’S EMPOWERMENT Autonomy / Heteronomy」。3年に渡り撮影されてきたプロジェクトのフォトワークは全43作品にものぼる。50名の被写体を捉えた全ての作品が、オンラインにて満を辞して公開された。

2013年に同じくY’sと桐島氏が共に行った「Women on the Move」を継承するアートプロジェクトとして、 2019年にローンチした「WOMEN’S EMPOWERMENT Autonomy / Heteronomy」は、桐島ローランド氏とY’sの創造的な交流により生まれた。

今年で創設から50周年を迎えたY’sは、1972年に山本耀司により創設されたファッションブランド。時代と交差した、女性服の創作による「女性の活躍」や「女性の社会進出」を支える、「女性のため」の服づくりを行なってきた。

Y’sが設立時に掲げた「男性の服を女性が着る」というコンセプトは、かたちだけではなく、その背景にある哲学が非常に高いデザイン性で表現された強い一つの顕れといえる。それは現在もY’sの根幹にあり、移り変わる時代と共に多様に変化しながら強くしなやかに生きる、女性のための服を作り続けることにつながっている。

桐島さんがフォトワークを創作したWOMEN’S EMPOWERMENT Autonomy / Heteronomyは、Y’sの背景にあるアイデンティティーともいえる哲学をアートビジュアルとして表現する一翼を担う。

どのような形でも、意志を持ち、しなやかに存在する凛とした女性。それを、自身を持って表現する女性たち。それぞれ被写体からインスピレーションを得て導かれた「ワード」をモチーフに、作品上で表現されるそれぞれの在り方。

フォトワークの背景には、桐島ローランド氏が世界中の地で撮影してきた様々なランドスケープがそれぞれの背景に選ばれ、桐島氏と親交の深いアートディレクターのロザンヌ・カン・ヨバノブスキ氏によるユニークなアートワークが乗せられている。幾度もの創造的な対話を経て、1枚の写真表現となった。背景となった様々な場所や国の風景は、アートワークが施されることにより、作品上でほかにない「唯一の場所」になり、被写体となった女性たちの固有の立ち方をそれぞれ表している。

目に見える強さだけではない、個々の原則で、軽やかに、あるいは柔らかく、面白く、または謎めいて、冷静に、様々なスタンスで、いまここに在る、それぞれの強さ。その人そのものから表現が導かれ、作品に立ち現れたしなやかで力強い像。

桐島ローランドさんが本アートプロジェクトで提示した「現代社会における自由とは何か」という問いは、「女性とは何か」という問いかけと同意義。その問いに対する答えを、Y’sは「服」というかたちで、50年に渡り表現し、「彼女たち」に手渡している。


ART PROJECT – WOMEN’S EMPOWERMENT Autonomy / Heteronomy
WEB : https://www.yohjiyamamoto.co.jp/collection/womens-empowerment/

参加者一覧 (五十音順)
アオイヤマダ / あっこゴリラ / 浅川ありあ /朝倉優佳 / イシヅカユウ / 石井リナ / 板谷由夏 / 泉はる / 池田エライザ / 酒井いぶき /内田すずめ / エモン久瑠美 / エモン美由貴 /小貫莉奈 / 小田寛子 / 小田貴子 /久間田 琳加 / 桐島洋子 / 木村由佳 / 佐藤晴美 / ジャスミン・ワヒ / シャラ・ラジマ / 杉野希妃 / 高橋ユウ / 立花恵理 /菜央花 / 永井 友紀子 / 西内まりや / 坂東希 / 藤井美希 / 堀田真由 / 松本穂香 / 瓜エブリン/ 馬瓜ステファニー / 万美 / 三吉彩花 / 山下有佳子 / 山田由梨 / 和田彩花 / わがしChannel(みたらし加奈・Miki) / Ayasa /Hana4 / haru. / imma / Joi / MARIZA /SARINA / Sakura Tsuruta / UMMMI.

All Photography/Creative Direction by Rowland Kirishima
Background Wall Artwork by Rosanne Kang Jovanovski
Retouched by Taichi Imai
CG by CyberHuman Productions. Inc,
Associated by ROOK, Inc.

ALL WORKS
Courtesy of Y’s/YOHJI YAMAMOTO Inc.