–文化出版局パリ支局より、イベントや展覧会、ショップなど、パリで日々見つけたものを発信。

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パリのアパルトマンでの賢三さん。© Mitchell Geng – Artcurial


故・髙田賢三さんのプライベートコレクションの競売が、5月11日に開催されます。それに先駆けパリのオークションハウス「アールキュリアル(ARTCURIAL)」では競売品の一般公開が始まりました。

出品されるのは、調度品、アート作品、家具、食器類など、賢三さんがパリのアパルトマンに残した思い出の品々です。展示の様子からも世界的ファッションデザイナーの粋なライフスタイルがひしひしと感じられます。

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オークションハウスでの展示の様子。家具や調度品は、賢三さんが人生最後の時間を過ごしたアパルトマンを再現するように配置された。木製の馬の彫刻は推定価格が20,000ユーロ(約260万円)〜30,000ユーロ(約390万円)。


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和洋折衷のセンスがすばらしいインテリア。


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山口小夜子さんがモデルと思われるビリー・サリヴァンの絵も。


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和食器、洋食器のセレクションも秀逸。折り紙の鶴のアート作品は今回のオークションで人気を集めているもののひとつ。


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この部屋の絵画は賢三さん作。


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11日のオークションではデザイン画も出品される。


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展示品に見入る人たち。「私はケンゾーのファン。彼の服をよく買っていたのよ」という年配のマダムも。


また、賢三さんが手がけたモードのクリエイション作品と型紙も競売にかけられます。
これらのオークションは、5月12日正午(フランス時間)まで、オンラインのみで開催中。

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モードのクリエイションと型紙の展示。競売はオンラインで。服の推定価格は、高いもので300ユーロ(約39,000円)から500ユーロ(約66,000円)。中には型紙付きで販売されるものもある。

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© Artcurial


合計で600点近くが出品されるという今回の大オークション。5月11日の競売はライブ中継され、電話やオンラインでの参加も可能です。すべての競売品の詳細については「アールキュリアル」公式サイトでご覧いただけます。

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シャンゼリゼにあるオークションハウス「アールキュリアル」。


Photos : Chieko HAMA (濱 千恵子)
Text : B.P.B. Paris