クリエイティブ・ディレクターのジョン・ガリアーノが考案した、メゾン マルジェラのオートクチュールコレクション「アーティザナル」を多角的に展示する『メゾン マルジェラ アーティザナル 2024 エキシビション 東京』の開催が決定した。
ジョン・ガリアーノ自身が着想源やテクニックについて語るオーディオガイドを聴きながら鑑賞することができる本展は、2024年2月に、パリの本社で関係者のみに公開されたフォーマットを拡張したもの。オートクチュールコレクションを様々なアングルから検視するポスト・モーテム(事後解剖)として考案されている。
展示されるのは、2024年の「アーティザナル」コレクションで発表された25点のルック。メゾンが開発した、複雑なレースを劣化させて繋ぎ合わせたテクニックを用いたルックや、解剖学的な研究に焦点を当てた、身体矯正やモーフォロジー(形態学)と3種の特徴的なコルセットのルックなどを、本展のための特別な展示空間で見ることができる。会場は、ショーから着想したビジュアルとファサードで彩られ、コレクションに着想を与えた写真家ブラッサイによるマダム・ビジューのポートレートがミラーに浮かび上がるという。また、2024年アーティザナルのショーのプロローグで使用されたフィルムとコレクション準備中に撮影された未公開のビハインド・ザ・シーンを織り込んだ映像も、鏡の反射や屈折を用いたプロジェクション空間で見ることができる。
メゾン マルジェラの「アーティザナル」の核である、オートクチュールの職人技を没入空間で目の当たりにできるまたとない機会となりそうだ。
また、本展の開催を記念して、メゾン マルジェラ オモテサンドウのウィンドウでは、11月24日(日)まで2024年「アーティザナル」コレクションのルックを展示中。エキシビションの世界観を踏襲しており、ブラッサイによるマダム・ビジューのポートレートにインスパイアされたルック2体のうちの1体がウィンドウを飾っている。また、ドーバー ストリート マーケット ギンザのウィンドウでは、10月26日から11月24日まで、2024年「アーティザナル」のショーの世界観をウィンドウに再現。漫画家の久保帯人が描き下ろした月や街灯、雨粒などで構築したシーンとルック、ショーのオリジナルルックが展示される。あわせてチェックして。
メゾン マルジェラ アーティザナル 2024 エキシビション 東京
会期:2024年11月2日(土)〜24日(日)
時間:11:00〜20:00(19:30最終入場)
場所:メゾン マルジェラ トウキョウ
東京都渋谷区恵比寿南2-8-13 キョウデンビル2-3階
事前予約制。10月22日(火)18:00より予約受付開始。
WEB:https://www.maisonmargiela.com/ja-jp/artisanal_2024_exhibition_tokyo.html
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