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シャネル・ネクサス・ホール プレゼンツ
プシュパマラ Nの個展を京都で開催

2025.04.07

シャネル・ネクサス・ホールは、インド出身のアーティスト、プシュパマラ Nの展覧会を、KYOTOGRAPHIE2025京都国際写真祭で開催します。

プシュパマラ Nは、インドのバンガロール(現ベンガルール)を拠点に活動するアーティスト。彫刻家として活動開始した後に写真や映画へと移行し、1990年代半ばからは自らがさまざまな役柄に扮して示唆に富んだ物語を作り上げるフォト・パフォーマンスやステージド・フォトの創作を始めました。その作品は、女性像の構築や国家の枠組みを探求するもので、美術史、アーカイヴ資料、大衆文化から引き出された象徴的なイメージや原型を再現しています。

KYOTOGRAPHIEでは、近年テート・モダンで展示された〈The Arrival of Vasco da Gama〉に加え、〈Mother India〉、〈Avega~The Passion〉を含む3つの主要な作品シリーズを展示します。

〈The Arrival of Vasco da Gama〉は、プシュパマラが歴史的にも有名な西洋絵画をベースにすると同時に、自ら男性の主役に扮した作品です。ヴァスコ ダ ガマ(1460年代-1524)はポルトガルの探検家で、西洋では海路でインドに到達した最初のヨーロッパ人であり、その功績が世界帝国主義時代への道を開いたとして広く称えられています。 モデルとなった絵画は、ヴァスコ ダ ガマの航海400周年を記念して制作された、ヴェローゾ・サルガドによる1898年の絵画に基づいており、プシュパマラは、インドへの新航路を発見した最初のヨーロッパ人とされるポルトガルの探検家に自ら扮しています。

また母なるインドの歴史的表象について探求した継続的なプロジェクト〈Mother India〉も展示。この作品は、イギリスの支配に対する国民意識を奮い立たせるシンボルとして広まったもので、プシュパマラは2000年代初頭から、歴史を通して登場した様々なイメージを再現しています。制度的な家父長制が根強く残り頻繁に女性抑圧が行われている社会であるにもかかわらず、このシリーズを通してインドは母であり女神、勇ましく力強い姿として表現されています。

プシュパマラのフォト・パフォーマンスは、綿密な歴史研究と政治的論評を、一部想像上のイメージの視覚化と組み合わせ、皮肉とユーモアを交えながら歴史、写真、映画、演劇、大衆文化などの慣れ親しんだ物語について、絶えず問いを持つことを促しています。

『Dressing Up: Pushpamala N』presented by CHANEL Nexus Hall
期間:2025/4/12(土)~5/11(日)
場所:京都文化博物館別館
京都市中京区三条通高倉西入菱屋町48
時間:10:00~19:00(最終入場は閉館の30分前)
休館日:4/14(月)、4/21(月)、5/7(水)
入場料:大人¥1200、学生¥1,000(学生証の提示をお願いします)

主催シャネル・ネクサス・ホール
WEB:https://nexushall.chanel.com/program/2025/kyotographie2025/

KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭 
WEB:https://www.kyotographie.jp/

京都の展示につづき、6月27日から東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールではシネマトグラフィーをテーマにした3つの作品シリーズを展示する予定。

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