ヴィンテージショップ「BÉBÉ」
ディレクター Michelleのパリ買いつけ日記!

2022.07.19

「移動式ヴィンテージショップ「BÉBÉ」ディレクターのMichelleです。
今回は古着の買い付けに、フランスに出張。
6月17日~29日の約2週間、たっぷり時間を作って訪れました。
今度7月に開催されるPOPUPをどうぞお楽しみに!
それでは、とっておきのフランス滞在日記をここでご紹介します。」

―PARIS BUYING― 
フランス滞在中、買付けは毎日します。大きなBAGを持って出かけてパンパンになったら帰る。そんなことを繰り返しているとあっという間に1日が終わります。
夏のパリは日照時間が長く日の入りが22時くらいなので、仕事が終わってからでもどこへでもいけるので最高でした。

買付けはどこのショップでもします。ここはたまたま入ったら可愛かったところ。
パリで見つけるヴィンテージアイテムは、柄や形が特徴的で可愛いものが多いので見つけた時すごくテンションが上がります。また、お店の店員さんがすごく気さくで、“バイヤーなんです”って言うとストックルームも見せてくれたり、自由な雰囲気がとてもいいんです。

アクセサリーの買付けは疲れます。集中力との勝負だから。(笑)

蚤の市に来ると、パリに来たな!という感覚がします。本当は全部欲しいけど、厳選しました。

去年ごろにリニューアルされたAnversにある可愛いヴィンテージショップ。60歳くらいのマダムが営んでいて、彼女が選ぶインテリアが可愛くってついついお買い物したくなっちゃうお店です。

買付けは体力勝負。バッグが重くて肩にすぐアザができます。でも疲れたなんて顔したら一気に気分が下がるので唇をかみしめているシーン! おもーい(笑)

―FASHION WEEK―
6月21日~26日の期間中、パリの至る所で2022-23年秋冬のオートクチュールや2023年春夏のメンズのショー、プレゼンテーションが開催されています。
ちょうど私の滞在期間中がParis Fashion Weekだったのでいくつか拝見させていただくことができました。何度経験しても慣れない、慣れたくない(興奮した時の気持ちは毎回新しく、心を沸きたててくれるから)高揚感。ファッションは世界共通の文化だと実感できる時間です。あの会場は、言葉にはできないとてつもないパワーが宿っている空間だと思います。本当に興奮しました(笑)

「ceciliebahnsen」 のドレスを着て「Lemaire」のショーを見に行きました。ショー会場に着いた時、たくさんスナップ写真を撮ってもらえて嬉しかったです。

ショー会場にいる人たちはみんなカッコよくて刺激的でした!!!

パリに行くために用意した「cciliebahnsen」のドレスを着て一枚。

―LOUIS VUITTON FOUNDATION―
6月23日、パリ滞在も中盤。買付けも少し落ち着いたので、息抜きがてら気になっていた美術館へ。パリは美術館が多くて有名ですが、中でもここルイヴィトン財団美術館は特に好きになりました。
パリの中に突然大きな自然公園のブローニュの森が現れ、そこを抜けると美術館があります。建築家フランク・ゲリーが設計した環境保全まで考えられた素晴らしい建物です。

katharina Grosseという人のアート。一部屋すべてをアートにしちゃう大胆さに刺激をもらいました。

ブローニュの森を散歩していた時に撮ってもらった一枚。自然のなかで深呼吸するのって本当に気持ちいい!

SIMON HANTAI という人の作品で、布を織ってペイントして広げるというアート。スケールが大きくて感動しました。やっぱりカラフルなアートは胸が躍ります。

カラフルなアートの中で白が引き立っていて、夢中になって見ていたところ。

会期中の展示をまとめた本のデザインが可愛くって撮った一枚。

―MARSEILLE― 
6月24日〜26日。フランスへは何度も訪れたことがあるんですが南仏へは一度も足を運んだことがなく、約2年ぶりの海外だったのでバカンスを兼ねて行ってきました。
ヨーロッパ最古の港町としても知られているマルセイユ。とにかく美しい海に囲まれた街。
フランスの最南端にあるためパリよりも少し暖かく、真夏のような日差しが気分をグッとあげてくれます。私は撮影を兼ねてバカンスを楽しむために訪れたので、比較的ゆっくり過ごすことができました。

南仏に来たので港の前でオイスターを贅沢にいただきました。

Vallon de Auffesの街。小さな港なので歩いて散策するにはちょうどいいのです。どこを歩いても可愛い街並みで惚れ惚れするくらい。綺麗な夕陽を背景に、家族で優雅にワインを飲みながら夕食を楽しむベランダが見えたり・・・。坂が多いので少し登ると街からさらに奥がまた海が見えるという贅沢な景色が広がり、一生忘れないです。

Vallon de Auffesを背景に撮影してもらった一枚。

「2020年コロナパンデミックが起こり、そんな中2022年に独立をしてやっとの思いで決意したフランスのバイイング。
コロナ禍で変わってしまったかもしれないパリに行くのは緊張感もあったし、一人で全てをこなすことへの不安。言葉は?生活は?お金足りるかな?買付けちゃんとできるかな?アジアンヘイトがあったら嫌だな。コロナの規制はどんな感じかな。不安を上げるとキリがないくらいたくさんありました。でも飛行機に乗って22時間かけてCDG空港に到着した時は涙が出るくらい嬉しかったのを覚えています。
世界は広い!一人でだって、やろうと思えばなんでも出来る。根拠はないけど“私もう少し頑張ろう”って思えたフランス買付けでした。」

BÉBÉ TOKYO POP UP
期間:2022年7月22日(金)〜7月25日(月)
場所:ADRIFT SHIMOKITA
   世田谷区北沢3-9-23
時間:12:00〜20:00

Michelle(ミシェル)
1994年生まれ。京都出身。2015年、BEMASに入社し、渋谷の看板娘として活躍後‘19年11月に「Blanche Market」という移動式Vintage Shopを友人と立ち上げる。’22年12月に独立し「BÉBÉ」を立ち上げ、ファッションと地球との優しい関わり方を模索しながら唯一無二のショップとして活動中。
Instagram:@michellevitamin  

BÉBÉ
Instagram:@bebebymichelle