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文化学園出身の100人の
クリエイターをご紹介!

2023.06.30

髙田賢三さん、コシノジュンコさん、金子功さん、津森千里さん、山本耀司さん、丸山敬太さん、皆川明さん、渡辺淳弥さん、高橋盾さんなどなど。世界で認められたファッションデザイナーを中心に、様々なクリエイターを輩出してきた文化学園。ここでは誰もが知る有名な卒業生たちに負けず活躍中、そして今後の活躍を期待したいクリエイターを、2000年以降の卒業生から、学園の100周年に合わせて100人紹介!

『装苑』2023年7月号掲載

相川龍之介RANDY デザイナー

1994年生まれ。2014年、文化服装学院ファッション流通科ショップスタイリストコース卒業。東京・中目黒のセレクトショップ Vaseで販売員やバイヤーとして働きながら、白シャツを4型だけ作って顧客と友達に向けて受注会をしたことがきっかけとなり、’17年に自身のブランド、ランディを立ち上げる。日常から得られるインスピレーションをヒントに、アートや建築などからも着想を得て作るランディ。ディテールのボリューム感や重心の位置でコントロールする独特のシルエットが特徴で、色のトーンと配色にもオリジナリティが光る。デザイン性が強いこだわりのアイテムが魅力。’23年3月にECショップをスタート。

Ryunosuke Aikawa
文化服装学院 ファッション流通科 ショップスタイリストコース 2014年卒業
Instagram:@randy_for_ 


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相澤 樹スタイリスト

2003年、文化服装学院スタイリスト科を卒業後、’05年よりフリーのスタイリストとして活動をスタート。’17年、LUCKY STARに所属。『装苑』をはじめとする様々な雑誌でのスタイリング、アーティストのCDジャケット、MV、広告、テレビCMなど、ジャンルを問わずスタイリストとして活躍するかたわら、LiSAやフィロソフィーのダンスなど、アーティストの衣装デザイン、エディトリアルディレクションやアニメ衣装の監修、空間プロデュースなど、多方面で才能を発揮。’21年には東京で開催されたパラリンピックの閉会式に衣装ディレクターとして参加している。著書に『Re BON bon!』(祥伝社)、『kawaii図鑑』(文化出版局)など。

Miki Aizawa
文化服装学院 スタイリスト科 (現・ファッション流通科 スタイリストコース) 2003年卒業
Instagram:@mikitiaizawa    


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秋元 剛AKIMOTO Inc. プロデューサー

1986年生まれ、東京都出身。第58代横綱千代の富士の長男。日本発インターナショナルファッションマガジン「commons&sense」の広告営業&編集を経て、セレクトショップのディレクターとして活動した後、2018年、亡き父の功績を後世に伝えるべく、千代の富士に関わる様々な企画・運営を行うAKIMOTO Inc.を家族とともに設立。ビリオネア・ボーイズ・クラブ、ケイタ マルヤマ、リーバイスといった国内外のブランドと千代の富士のコラボレーションアパレルをプロデュース。個人としてはファッション業界でPRを中心にキャスティングやスタイリング、イベント企画などマルチに活動する。’20年、マンダリン オリエンタル 東京初のアンバサダーに就任。

Go Akimoto
文化服装学院 服飾専攻科 デザイン専攻 2008年卒業
Instagram:@go_akimoto 

アシュリン・パーク
ASHLYN クリエイティブディレクター

韓国出身。ソウルの大学を卒業後に来日。文化ファッション大学院大学で学んだ後、ヨウジヤマモトに勤務。2011年に渡米し、約10年にわたってアレキサンダーワンのクリエイティブチームやラフ・シモンズ率いるカルバン クラインにて経験を積む。’20年に自身のブランド、アシュリンをスタート。美しく洗練されたシルエット、モダンなカッティングやパターン技術を生かして、独自のスタイルを提案。また、環境に負荷をかけないものづくりを信条とし、過剰生産せず、創造過程にも無駄のないクリエイションを心がけているのもブランドの特徴だ。発表の場はニューヨークがメイン。’22年にはLVMHプライズのファイナリストに選出されるなど、注目度も高い。

Ashlynn Park
文化ファッション大学院大学 ファッションビジネス研究科 ファッションクリエイション専攻 ファッションデザインコース 2009年修了
Instagram:@ashlynnewyork     

安倍悠治IRENISA デザイナー

文化服装学院卒業後、サポートサーフェスにてデザイン、パターン、生産を経験。2018年、東京を拠点に活動するデザイナーデュオとして、小林祐とdo-si LLCを設立し、’20-’21年秋冬シーズンよりブランド、イレニサを立ち上げる。コンセプトは「CHIC WITH SARCASM(ひねりを加えたシック)」。既成のものにとらわれない遊び心で、衣服の概念を裏切る。モードの基本を熟知した立体的なデザインにクラフツマンシップを融合させた新しい衣服。そこに、常識の見え方が変わるきっかけを組み込んだものづくりを目指している。’22年、TOKYO FASHION AWARD 2023を受賞。’23-’24年秋冬、Rakuten Fashion Weekでブランド初となるランウェイショーを開催。

Yuji Abe
文化服装学院 アパレルデザイン科 2008年卒業
Instagram:@irenisa_official        

アンナ・チョイHAENGNAE デザイナー

1992年生まれ、兵庫県出身。日本で育ち、韓国国籍を有する。ニューヨークと日本でファッションデザインを学び、2017年、文化服装学院在学中に神戸ファッションコンテスト特選を受賞。特待生としてノッティンガム・トレント大学へ留学する。卒業後、Graduate Fashion Weekで発表したオートクチュールコレクションが注目を集め、メゾンから複数のオファーをもらうも、自身のブランド立ち上げを志し、日本に帰国。韓国名に由来したヘンネをブランド名に、’21-’22年秋冬よりコレクションを発表。誰かに受け入れられることを目的とせず、自愛精神を含めた「愛でる」哲学を大事にし、知性や勇気を持ちながらたくましく生きる「強きロマンチスト」のためのブランドだ。

Anna Choi
文化服装学院 アパレルデザイン科 2008年卒業
WEB:https://haengnae.com/


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石橋真一郎KUON デザイナー

1984年生まれ、岩手県出身。文化服装学院卒業後、丸の内の老舗テーラーで修業、その後パタンナーとしてパリ・コレクション参加ブランドを支える。2016年、藤原新とともにクオンをスタート。サステイナビリティというテーマにファッション、アート、素材の観点からアプローチ、襤褸と刺し子を多用するなど日本の伝統技術や素材を用いながら、西洋的な観点でアップデートした表現が評価される。’17年、TOKYO FASHION AWARD 2018を受賞、’18年、Amazon Fashion Week TOKYOにおいてコレクションを発表。’20年2月、ニューヨーク・ファッションウィークの公式スケジュール内で’20-’21年秋冬コレクションを発表。以降もNYでの発表を継続中。

Shinichiro Ishibashi
文化服装学院 アパレルマーチャンダイジング科(現・インダストリアルマーチャンダイジング科) 2006年卒業
WEB:https://kuontokyo.myshopify.com/ja      

伊丹 豪写真家

1976年生まれ、徳島県出身。2004年、第27回写真新世紀で佳作を受賞。’15年のthis year’s modelで第27回写真の会賞受賞。ほか、作品集に『study』『photocopy』(共にRONDADE刊)など。国内外で高い評価を得て展覧会を多数開催。主な個展に、「study」(’13年、ドイツ・Motto Berlin)、「ENTAILMENTS JOURNEY」(’19年、東京・agnès b. galerie boutique)、『DonQuixote』(’22-’23年、東京・CAVE-AYUMIGALLERY)など。’22年には新レーベル「we are lucky friends」を立ち上げ、『GO ITAMI : PPCC vol.1』を出版。今夏、作品集 『DonQuixote』と、同名の展覧会の記録作品集をRONDADEより出版予定。

Go Itami
文化服装学院 ファッション情報科(現・ファッション流通科) 2000年卒業
WEB:https://www.goitami.jp/    

今﨑契助TXAプロジェクトマネージャー

1983年生まれ、京都府出身。文化ファッション大学院大学を修了後、グラフィックTシャツ中心のブランドを友人と立ち上げる。その後、アパレル企業で経験を積み、2012年から’18年まで様々な物事が混在する、現代の東京を強く意識したデザインが特徴的なユニセックスブランド、プラスチックトーキョーのデザイナーとして活動。現在は多様な愛の形を礼賛し、性愛に対する社会の価値観を変えるためTENGAが新たに始めたプロジェクト、TXAのプロジェクトマネージャーとして、インラインとアーティストとのコラボレーションアイテムをデザイン。第10回DHLデザイナーアワード受賞。第34回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。

Keisuke Imazaki
文化服装学院 ファッションビジネス科(現・ファッション流通科)、服装科→文化ファッション大学院大学 ファッションビジネス研究科 ファッションクリエイション専攻 ファッションデザインコース 2008年修了
Instagram:@t_x_a__  

井村美智子YEAH RIGHT!! デザイナー

文化服装学院卒業後、エイ・ネットに入社し、スナオクワハラの企画を担当。2005年に河村慶太とともにイェーライト!!を立ち上げ、主に企画デザイン、リメイクプロダクトの生産を担当。袖を交換・共有できる「COMMON SLEEVE」、東京コレクションのオフィシャルスケジュールでのランウェイショーや、コットン(和綿)を自分たちで栽培、収穫しTシャツを作る「KNOW COTTON PROJECT」、フォトグラファー東海林広太との写真展やビジュアルブックの刊行など多くのプロジェクトを企画。そのほか、BSフジのテレビ番組「ANSWERS」出演や、宇多田ヒカル、VAUNDY、PUFFY、aikoほかアーティストへの衣装提供など、活動は多岐にわたる。

Michiko Imura
文化服装学院 アパレルデザイン科 2001年卒業
LINK:https://linktr.ee/yeahrightii

岩井良太AURALEE デザイナー

1983年生まれ。様々なブランドでパタンナーやデザイナーの経験を積んだ後、2015年春夏にオーラリーを立ち上げる。’17年9月、東京・南青山に初めてのブランド直営店舗がオープン。’18年、FASHION PRIZE OF TOKYO 2019を受賞。’19-’20年秋冬より、パリ・ファッションウィークにてコレクション発表を開始する。同年、毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞を受賞。オーラリーのコレクションの一番のインスピレーション源は素材や生地そのもの。上質な素材を徹底的にリサーチし、創作の大半を生地作りに費やす。品質をストイックに追求し、オーセンティックで、エレガントでありながら気負いのない、心地よく洗練された服を提案する。

Ryota Iwai
文化服装学院 II部(夜間部)服装科 2009年卒業
WEB:https://auralee.jp/


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岩渕一輝フォトグラファー

1995年生まれ、岩手県出身。大学在学中から写真を撮り始め、SNSなどにアップした作品が注目を浴びたことから、インディペンデント誌でフォトグラファーとして活動。卒業後は作品制作や個展を開催し、’20年に第22回写真「1_WALL」審査員奨励賞を獲得。’21年より2年間スタジオ勤務をしながら制作活動を続け、現在は「POPEYE」「STUDY magazine」などのファッション媒体を中心に活動する注目の若手。あらゆる角度からフレームに収まる画角に向き合い、日常の中のフィクションを独自の視点で切りとる。人物そのものの存在感を際立たせるようなビジュアルが印象的。『装苑』2023年7月号の「スタイリストのミューズスタイル」企画でも撮影を担当。

Kazuki Iwabuchi
文化学園大学 服装学部 服装社会学科(現・ファッション社会学科) 2018年卒業
Instagram:@_iwabuchi   

印 致聖IHNN デザイナー

韓国出身。2015年から、着る人の余白をつなぎ合わせ、パーソナリティがより際立つスタイルを提案するブランド、インをスタート。静かでそぎ落とされたミニマルなデザインの中に、印象的な余韻を残すデザインと、タイムレスで色あせない感度を持ち合わせた衣服を展開。感受性豊かな色彩とプリントと、繊細で重厚感ある素材を組み合わせながら、上質で現代的なコレクションを発表する。’19年には第6回TOKYO FASHION AWARDを受賞。また、Rakuten Fashion Week TOKYOにて’21年春夏コレクションを発表。ロンドン・ファッションウィークにて’20-’21年秋冬、’21年春夏コレクションを発表するなど近年は海外展開にも力を入れている。

Ihn Chisung
文化服装学院 服装科→文化ファッション大学院大学 ファッションビジネス研究科 ファッションクリエイション専攻 ファッションデザインコース 2013年修了
WEB:https://www.ihnn-design.com/

ヴィヴィアーノ・スーVIVIANO デザイナー

中国出身。アメリカで育ち、グラフィックデザインを学んだ後に来日。文化ファッション大学院大学を修了し、2015年に自身の名前を冠したファッションブランド、ヴィヴィアーノ スーをスタートし、東京を拠点に活動。’20-’21年秋冬よりヴィヴィアーノに変更。シーズンごとに設けたテーマを軸に、花々の色彩やシェイプ、またアートなどからインスピレーションを受け、ドレスとレディトゥウエアがシームレスに存在するコレクションを発表。ビビッドな配色や素材使いが魅力で、’22年、世界をフィールドに活躍が期待される、東京の注目ファッションデザイナーを選定するTOKYO FASHION AWARD 2023を受賞。次世代を担うデザイナーとして高い評価を受けている。

Viviano Sue
文化ファッション大学院大学 ファッションビジネス研究科 ファッションクリエイション専攻 ファッションデザインコース 2014年修了
Instagram:@vivianostudio 

植木沙織SREU デザイナー

1985年生まれ、北海道出身。文化ファッション大学院大学(BFGU)修了後、ニットのOEMで企画営業、ユニクロで店舗ビジュアルマーチャンダイザーとして働く。2016年よりBFGUの同級生であった米田年範のアテノイに入社。店舗運営のかたわら、フルギニレースをスタートし、’17年からパリのショールームへ。’19年にブランド名をフルギニレースからSREU(スリュー)へと変えてリブランディングし、東京コレクションに初めて参加する。スリューのネーミングは、ブランドの軸となるS(Sustainable)・RE(Remake)・U(Upcycle)をつなぎ合わせた造語である。価値のなくなった既製服(古着)に新たな価値を生み出し、アップサイクル商品を提案する。

Saori Ueki
文化女子大学(現・文化学園大学)短期大学部 服装学科→文化女子大学(現・文化学園大学) 服装学部 服装造形学科→文化ファッション大学院大学 ファッションクリエイション専攻 ファッションデザインコース 2009年修了
Instagram:@sreu_tokyo      

内山拓也映画監督

『佐々木、イン、マイマイン』(2020年)

1992年生まれ、新潟県出身。文化服装学院在学時よりスタイリストとして活動するが、その経験過程で映画の撮影現場に触れ、映画の道を志す。2016年、初監督作『ヴァニタス』を自主制作。同作品で初の映像作品にして、PFFアワード2016観客賞、香港国際映画祭出品、批評家連盟賞ノミネートなど、海外でも評価を受ける。’20年、『佐々木、イン、マイマイン』にて劇場長編映画デビュー。同作で新藤兼人賞、ヨコハマ映画祭、日本映画批評家大賞などで新人監督賞を総なめにした。また、King GnuやSixTONESのMV、短編や広告など様々な映像を手がけて話題を集め続け、「2021年ニッポンを変える100人」に選出される。

Takuya Uchiyama
文化服装学院 スタイリスト科(現・ファッション流通科 スタイリストコース) 2012年卒業
Twitter:@_takuyauchiyama

うめolive

撮影:木村和平

文化学園大学卒業後、アパレルにて販売職を経験。2020年に退職後、姉とoliveを立ち上げる。現在は姉妹それぞれの好きなことを生かし、自分たちの考える衣と食に関するものづくりをしている。姉が食、妹が衣を担当し、作ったものを発表するイベントを不定期に開催している。デザインからパターン、縫製までをすべて一人で手がけ、小物から洋服まで様々なアイテムを制作。自分の手で一から作り上げてお客さまにお届けすることをものづくりをする上で大切にしている。’21年より『装苑』でコラム「Oliveの手仕事」を連載中。幼少期に母が手作りした服を自ら大人服に再生して服にまつわる記憶をつづり、姉の咲月さんが服から着想したお菓子を作るリレー形式の内容。

ume
文化学園大学 服装学部 服装造形学科(現・ファッションクリエイション学科) アドバンストテクニックコース 2017年卒業
Instagram:@628ume  

江上千晴CHIHARU EGAMI デザイナー

1994年生まれ。ここのがっこう、文化服装学院服飾専攻科デザイン専攻を卒業後、神戸ファッションコンテスト2018で特選を受賞し、イタリア・ローマのアカデミア・コストゥーメ・エ・モーダへ留学。在学中にスペインのクリストバル・バレンシアガ・ミュージアム主催の教育プログラム「Transmissions」に選出され作品を展示。2021年に帰国し、チハルエガミとしての活動をスタートさせる。ロマンティックなリボンのドレスはブランドを象徴する作品の一つ。私立恵比寿中学などアーティストの衣装制作も手がける。量産するファッションブランドではなく、アートピースとして展開。将来的には、国内の加工工場と連携し制作することも視野に入れながらブランド活動を行っている。

Chiharu Egami
文化服装学院 服飾専攻科 デザイン専攻 2016年卒業
Instagram:@_chiharuegami_  

榎本紀子nori enomoto デザイナー

1996年生まれ。共立女子大学被服学科卒業後、文化服装学院服飾研究科へ入学。その後、服飾専攻科技術専攻に進学し、卒業後はレインボーシェイクに入社。アールやポピーにてパタンナーとして活動しつつ、2020年に「絵になる衣服、小物」をコンセプトとしたノリ エノモトをスタート。ウェーブのユニークなシルエットが特徴的。学生時代に洋服を作る過程で曲がったまち針を綺麗だと感じ、この感覚をアイテムに落とし込みたいと思うようになったのがブランドを始めたきっかけ。これまで伊勢丹新宿店や代官山・Lurf MUSEUM、大阪中之島美術館などでポップアップストアを開催。毎回整理券を求めて行列ができるほど注目されている。

Noriko Enomoto
文化服装学院 服飾専攻科 技術専攻 2020年卒業
Instagram:@37nori  

大江マイケル仁COGNOMEN デザイナー

2015年に文化服装学院ファッション高度専門士科を卒業。国内のファッションブランドで商品企画を経験後、’19年8月に独立。’20年より自身のブランドとしてコグノーメンをスタート。ブランド名はラテン語で「ニックネーム」の意で、過去の出会いと現在の出会いから、新たな人間像を創造し、愛称をつけたくなるようなものづくりを目指す。ブランド設立3年、7シーズン目となる’23-’24年秋冬、東京・秩父宮ラグビー場を舞台に初めてのランウェイショーを開催した。コレクションの主軸を担っているのはニットアイテムで、学生時代に学んだジャカードニットがその土台となっている。自社工場を構え、糸1本からオリジナルの服を作ることを目標の一つに掲げている。

Gene Michael Oe
文化服装学院 ファッション高度専門士科 2015年卒業
Instagram:@cognomen_official


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大澤夏珠natsumi osawa デザイナー

長野県出身。2016年、ファッション高度専門士科卒業。’20年にITS(International talent support)アートワーク部門でファイナリストに選出されたことをきっかけに、ブランドをスタート。デザイナーのパーソナルな視点から見た日常の中の出来事や実体験をインスピレーションとして作品を制作している。好奇心を持ちながら布と向き合う中で生まれるアイデアや、絞りから着想を得た手作業によるディテールがシグネチャー。古着の着物を解体してアップサイクルした一点物にも力を入れている。’22年、JFW NEXT BRAND AWARD審査員特別賞受賞。丁寧な手仕事によって構築される独自の世界観が注目を浴びている。

Natsumi Osawa
文化服装学院 ファッション高度専門士科 2016年卒業
Instagram:@natsumiosawa_official 


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大月壮士SOSHIOTSUKI デザイナー

文化服装学院を卒業後、ここのがっこうにて、リトゥンアフターワーズの山縣良和、ミキオサカベの坂部三樹郎らに師事。2015年より自身のメンズウエアレーベル、ソウシオオツキを立ち上げ、’15-’16年秋冬に東京ニューエイジの合同ショーでファーストコレクションを発表。翌年、ブランド立ち上げからわずか1年で、’16年のLVMHプライズのショートリストに日本人最年少の若さでノミネートされ、パリで展示会を開催。日本人の精神性とメンズウエアならではのテーラーのテクニックによって作られるダンディズムを提案。写真は最新の’23-’24年秋冬。弔いやセレブレーションをコンセプトにしたモノクロームのコレクション。

Soshi Otsuki
文化服装学院 アパレルデザイン科 メンズデザインコース 2011年卒業
Instagram:@soshiotsuki      

大野陽平YOHEI OHNO デザイナー

2011年、文化服装学院を卒業後、文化ファッション大学院大学へ進学。ノッティンガム・トレント大学の奨学金を得て渡英し、’14年、ロンドンにて卒業コレクションを発表。帰国後、’15年にYOHEI OHNOを立ち上げ、’15-’16年秋冬にデビュー。「独自性のあるフォルムづくりと実用性」をコンセプトに、古今東西のアート、建築、彫刻やプロダクトをインスピレーションとし、伝統にとらわれない自由な素材使いやフォルムアプローチを通じてモダンな女性像を提案する。’16年、TOKYO FASHION AWARD 2017受賞。’18年、International Woolmark Prizeファイナリストに選出。’19年より「DRESS LINE」、’21年に着物の中古反物を利用した「3711 project」も始動。

Yohei Ohno
文化服装学院 服飾専攻科 デザイン専攻 2011年卒業
Instagram:@yohei_ohno           

大丸隆平大丸製作所2 代表取締役 OVERCOAT デザイナー

1977年生まれ、福岡県出身。ニューヨーク在住。文化服装学院を卒業後、日本のメゾンブランドにてキャリアをスタートさせ2006年に渡米。’08年、ニューヨークにoomaru seisakusho 2を設立、多くのコレクションブランドに衣服デザイン、パターン制作、サンプル縫製を提供。’12年、東京に大丸製作所3を設立。’14年、CFDA FASHION MANUFACTURING INITIATIVEを日本人で初受賞。’15年に自身のブランド、オーバーコートを開始。オートクチュールのようにフィットし、ジェンダーやエイジからも解放された服を提案。第33回毎日ファッション大賞にて鯨岡阿美子賞受賞。’22年、東京・南青山にスタジオ兼イベントスペース、OVERCOAT TOKYOを開設。

Ryuhei Oomaru
文化服装学院 アパレルデザイン科 2000年卒業
WEB:https://overcoatnyc.com/

岡部俊輔スタイリスト

2004年、スタイリスト長瀬哲朗さんに師事、’08年に独立。これまでファッション、広告、ミュージシャン、俳優、映画、ショーのスタイリング以外にも、ディレクションやコンサルティングなど、様々な経験をし、多様なジャンルのクライアントから支持を得る。今後はその経験を生かし、引き続きファッションや音楽、俳優、広告的な仕事以外にも、アートという視点から、日本独自のカルチャーを中心に、伝統技術、芸術、建築、民藝、家具、自然、植物、写真、文学なども視野に入れて活動する予定。東京にとどまらず、日本全国、世界各地をリサーチし、様々なクリエイティブな表現を展開していくつもり。世界が様々な意味で豊かなものになるように願う。

Shunsuke Okabe
文化服装学院 スタイリスト科(現・ファッション流通科 スタイリストコース) 2004年卒業
Instagram:@shunsuke_okabe   

小高真理malamute デザイナー

ニットデザイナーとして経験を積み、2014年にマラミュートをスタート。東京をベースにランウェイショーや展示会形式でコレクションを発表している。「強さと柔らかさを併せもつ現代女性のためのデイリーウェア」をコンセプトに、国内の職人と生み出す精緻なニットを中心としたウィメンズアイテムを展開。また、糸をほどき直して異なるアイテムに編み変える「リボーンプロジェクト」や、ニット製品の修繕を行う「リペアーシステム」のサービスを提供するなど、ニットの多彩な可能性も追求している。TOKYO FASHION AWARD 2022を受賞。コレクションは国内外の百貨店、セレクトショップ、公式オンラインショップなどで販売している。

Mari Odaka
文化ファッション大学院大学 ファッションビジネス研究科 ファッションクリエイション専攻 ファッションデザインコース 2011年修了
WEB:https://malamute-knit.com/

尾内貴美香衣装デザイナー

文化服装学院在学中に、ヴィンテージショップALCATROCK(アルカトロック)を立ち上げる。ヴィンテージドレスを中心とする秀逸なセレクトとクオリティで支持されるショップへと成長。卒業後は、並行してファッション誌のインターンを1年ほど経験する。その後、スタイリストとしても活動を始め、現在は衣装デザイナー兼スタイリストとして女優、アーティストやガールズグループの衣装を中心に手がけている。乃木坂46、欅坂46をはじめ多くの坂道グループの衣装でも知られ、女性が見て美しいと憧れるようなドレスのデザインを得意としている。またデザイン、パターン作成、縫製まで一貫して手がける衣装制作をメインとした会社アルカトロックを設立し代表を務めている。

Kimika Onai
文化服装学院 服装科 2007年卒業
WEB:https://www.alcatrock.com/

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