アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド、セクシーな仕立てにロンドンへのオマージュを込めて。<br>2025-’26年秋冬パリ・ファッションウィークより

3月3日から9日間の日程で、2025-’26年秋冬パリ・ファッションウィークが開催され、およそ110のブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの必見ブランドやトピックスをご紹介します。

アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(ANDREAS KRONTHALER FOR VIVIENNE WESTWOOD)のテーマは「19」。この数字は、エネルギー、拡がり、新たな始まりを象徴するものなのだとか。

今回は、メインラインの「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」と「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド」を初めて融合。トラディショナルなブリティッシュスタイルやパンクを基盤とする前者と、よりアバンギャルドでアート性が強い後者が出会うコレクションとなった。

全般を通して、強調されたのはテーラリング。故・ヴィヴィアン・ウエストウッドのアイデンティティのひとつで、ブランドに欠かせないコアな要素である。

「仕立ては英国の発明であり、そのフォーマルな構築美こそが、個性を際立たせる最高のキャンバス。スーツほどセクシーなものはないでしょう!このコレクションは、私が30 年以上暮らしてきた街、ロンドンへのオマージュです」とアンドレアス・クロンターラー。

豊富に使われた素材は、英国の伝統的な生地であるハリスツイード、ヨークシャーウール、タータンチェックなど。ジャケットやコートの下に合わせたシャツと超ロングのネクタイがアイコニックな存在だ。

このほか、胸元が大きく開いたローブデコルテやバレリーナのようなチュチュなど、テアトリカルなドレスも多数。一方で、ウィンタースポーツにもフォーカスされ、スキー板を持ったモデルが登場した。古典の優雅さとプラティカルな現代性の共存がいかにもこのブランドらしい。

インスピレーション源となった人物は、クエンティン・クリスプ、ブリジット・バルドー、ガートルード・スタイン、セシル・ビートン、ジェリー・ホール、プリンス、ケーリー・グラント、リアーナ、そして、もちろんヴィヴィアン・ウエストウッド。



Courtesy of  Vivienne Westwood
Text:B.P.B. Paris

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