1月21日から6日間の日程で、2025-’26年秋冬パリ・メンズファッションウィークが開催され、約70ブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの必見のショーや話題のトピックスをご紹介します。

アンダーカバー(UNDERCOVER)の今シーズンのテーマは「Interface」。これは異なるもの同士をつなぐ接点などを意味する言葉。
1970〜80年代のドイツとフランスの実験的な電子音楽系ロックバンドであるファウスト(Faust)、エルドン(Heldon)、ディーター・メビウス(Dieter Moebius)、コンラッド・シュニッツラー(Conrad Schnitzler)などをフィーチャーしたコレクションです。彼らはロックと電子音楽の融合において重要な役割を果たしたミュージシャンでした。

全体的なスタイルのイメージは、同時代のドイツにおける退廃的でありながら知的な雰囲気を持つパンク〜ニューウェーブシーンに、架空の近未来の部族をミックスしたもの。

プリントなどに多数取り入れられたカラフルなモンスターは、スペイン・バルセロナのジョセップ・バケ(Josep Baqué)のアートワークです。1895年生まれのバケは公務員をしながら黙々と絵を描いていたアーティストで、人間と動物が合体したようなユニークなキャラクターが魅力的です。

























































Photos : Courtesy of UNDERCOVER
Text:B.P.B. Paris