TAN(タン)
インドの華やかな色彩と
愛犬への愛を昇華するコレクション
Rakuten Fashion Week Tokyo 2025-‘26 A/W レポート

2025.03.31

3月22日(土)、村上亜樹が手がける「TAN(タン)」が2025年秋冬コレクションをRakuten Fashion Week Tokyoにて発表。設立10周年の節目に、ブランド初となるランウェイショーを開催した。
今季のインスピレーション源となったのは、デザイナーが数年前に一人旅で訪れたインドと、長年、生活を共にしたという愛犬との別れ。インドの美しい情景と香り、愛犬と過ごしたかけがえのない時間をTANらしくニットでポジティブに表現している。

ADのあとに記事が続きます

ADのあとに記事が続きます

ファーストルックでは手編みのフリンジドレスを披露。毛足の長いジャカード生地を手で裂き、同じようにプリント生地も糸状にして編むことで作り上げた。”糸から衣服へ”をコンセプトに展開するブランドらしい一着だ。

今シーズン、特に目を引いたのはニットの糸が流れ落ちるようなジャケットとパンツのセットアップ。島精機製作所による、国内でも台数が限られる「SRY」というコンピュータ編機でしか表現できない特別なテキスタイルは、歩くたびにフリンジのように揺れ動き、会場を大いに魅了した。

愛犬との思い出は、肌に触れたときの記憶を、豊かな毛流れのシルクの編地に映した。犬モチーフの編みぐるみやケープ、オフショルダーのミニワンピースなどで展開した。全身、もこもこのニットで包まれたロングドレスは今季を象徴する一着だ。

ニットのアッパーと一体型になったブーツはイタリアのシューズブランド「PELLICO(ペリーコ)」とのコラボレーション。マンネリになりがちな冬の足元にアクセントを加えてくれること間違いなしの注目アイテムだ。

また、グリーンやターコイズブルー、パープルやレッドなど鮮やかな色使いはインドの情景を想起させる。10年間で培ったニット作りの技術を土台にしながら、ブランドらしいセンシュアルさと今までにない大胆さを垣間見せたコレクションとなった。

Courtesy of  TAN
Photo:©JFWO
Text : SO-EN

\関連記事/
Rakuten Fashion Week Tokyo 2025-‘26 A/W レポート

RELATED POST

アンダーカバーはエスニックなスパイスを効かせて。2025年春夏パリ・メンズファッショ...
2023-’24年秋冬パリ・コレクション/リック・オウエンス(Rick Owens)
Ann Demeulemeester(アン ドゥムルメステール)のマイクロボクサー今欲しいトレンドア...
リック オウエンスは、創作の地の記憶を辿って。2025-’26年秋冬パリ・メンズファッシ...
2024年春夏パリ・メンズコレクション/リック・オウエンス(RICK OWENS)
2023-’24年秋冬パリ・コレクション/アンダーカバー(UNDERCOVER)