2022年春夏パリ・ファッションウィークで、話題になったブランド、
気になったブランドをご紹介します。
●RICK OWENS
ロックダウンから先シーズンまで、ヴェネツィアのリド島でショーを行い、ライブストリーミングで配信していたリック・オウエンス。今シーズンは、久しぶりにパリに戻ってのショーとなりました。
会場となったのは「パレ・ド・トーキョー」の広場です。霧がテーマになった今回、ランウェー中央で大量のスモークがたかれ、建物の上には葉っぱをひらひら落とす人の姿も。これは、リド島にあるリックの家のテラスで集めたジャスミンの落ち葉で、コロナ禍でのショーへのオマージュなのだそう。
ファーストルックをまとって登場したのは、デザイナーの配偶者でミューズのミシェル・ラミーさん。コレクションにはハードなマテリアルと共にコットンオーガンジーやシルクモスリンなど、軽やかな生地が豊富に取り入れられ、足元には剣闘士風のプラットフォームブーツ。テーラリングは誇張したショルダーが特徴的で、ボディウェアの斬新なカットが際立ちます。
Photos : OWENSCORP
Text : B.P.B. Paris