2022年春夏パリ・ファッションウィークで、話題になったブランド、
気になったブランドをご紹介します。
●CHRISTOPH RUMPF
パリ・ファッションウィークを主催するオートクチュール&モード連盟が若手デザイナーのサポートを目的に開催するショールーム「スフェア(SPHERE)」。今シーズンも選りすぐりの新進ブランドが招待され、新作の展示を行いました。その中の一つが「クリストフ ロムフ」です。
オーストリア出身のクリストフ・ロムフは2019年のイエール国際フェスティバルでグランプリを受賞した注目のデザイナー。昨年、ウィーン応用芸術大学を卒業し、今年に入ってから自身の名を冠したブランドを設立しました。
発表されたのは、コマーシャルラインとしては初となるコレクションです。彼の作品といえば、ファンタジー色が強くテアトル的なイメージでしたが、今回は持ち味を生かしつつモダンなクリエイションを見せていました。ラグジュアリーな雰囲気もあり、印象的な蛇柄やアブストラクトな迷彩模様はAIによってパターンが作られたとのこと。眼鏡ブランド「ロバート ラ ロッシュ(ROBERT LA ROCHE)」とのコラボ製品もすてきです。
Text : B.P.B. Paris