
欧米のウィメンズより一足早く、新たなシーズンのエネルギーが解き放たれる2027年春夏・東京コレクション。
装苑ONLINEでは、シーンを牽引する実力派デザイナーから今季注目のニューカマーまで、それぞれの美学とストーリーが詰まった最新ルックをピックアップ。
世界へと波及する、日本発ファッションの最前線をお届けします!
ORIMI(オリミ)がテーマにしたのは「PROPERLY DRESSED」。3回目のショーとなる今回、ヨーロッパ古着、特にユニフォームのディテールに宿るコードを再定義した。
デザイナーの折見健太は、古着のリメイクを行っていた経験の中で、ヨーロッパ古着に見られる、機能を持たない装飾に惹かれてきたという。
‘27年春夏はその魅力をORIMI流に翻案したシーズンで、誰もが見慣れ、かつコードを持ったアイテムの一部にツイストを加えている。
例えば、エレガントなテーラードジャケットの片側のフロントはドレープを伴って波打ち、スカーフを垂らしているかのように。ミリタリーのジャンプスーツをベースにしたアウターは後ろ身頃のウエストから下がカットされ、ローウエストのパンツから少し肌が覗く。フロントをわずかに歪ませたポロシャツや、足捌きとともに美しく布がたなびく巻きスカートのようなボリュームパンツも印象的だった。
素材は、数シーズン続けて使用している尾州産地のウールをはじめ、シルクやキュプラなどが中心に。ファブリックの美しさを活かしたシンプルな構成の服や、流動的なフォルムも今シーズンならでは。
特筆すべきは、CA4LAとのコラボレーションで生まれたハットと、KIDS LOVE GAITEと制作した3本ベルト付きのシューズ。ハットのリボンは靴紐に置き換えられている。
白、黒、カーキを中心に構成されたカラーパレットも潔く、ヨーロッパの端正な洋服の魅力と、原宿仕込みの自由なデザインが鮮やかに結びついていた。
ORIMI(オリミ)
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