1月18日から23日まで、2022-’23年 秋冬パリ・メンズ・コレクションが開催され、74ブランドが新作を発表。今シーズンの必見ブランドやトピックスをご紹介します。
ロエベ(LOEWE)のクリエイティブディレクター、ジョナサン・アンダーソンがコレクションに込めたのは「今日のリアルとは? 」の問いかけ。会場のカラフルな旗のインスタレーションはアーティストのジョー・マクシャとエドガー・モサによるもので、迷宮のようなランウェイが作られました。
披露されたのは、現実世界と仮想世界を行き来するかのようなショーで、特に印象的だったのはLEDライトが装飾された光を発するアイテム。顔やボディのプリントをしたトロンプルイユのTシャツ、アンダーウェアが透けて見えるレザーのコート、フープとワイヤーで形を歪めたシルエットなども提案され、コレクションはシュールな雰囲気に包まれていました。
秋冬シーズンですが、あえて季節を感じさせない世界観が構築され、ショートパンツに裸足のモデルも。“Hello”の文字のバックルや貝殻の形をしたバッグなど、小物もユニークです。
Text:B.P.B. Paris