6月23日から6日間の日程で、2027年春夏パリ・メンズファッションウィークが開催。ショーとプレゼンテーションを合わせて70の発表枠が並ぶ今回は、40℃近い暑さが予想され、直前に一部ショーの開始時間が変更されるなど、異例のスタートを切りました。そんな幕開けとなったファッションウィークから、注目のコレクションとトピックスをご紹介します。

NIGOが手がけるケンゾー(KENZO)は、ブランド創業者の髙田賢三が、1976年に旗艦店を構えたヴィクトワール広場へと回帰。50年の時を経て発表された今季のコレクションは、スポーツとロマンス、ハードとソフト、マスキュリンとフェミニン、アーカイブと革新といった異なる要素が交差する “出会いの場”のようなワードローブです。


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着想源となったのは、髙田賢三本人をはじめ、マイルス・デイヴィスなどの1970年代のアイコン。レイヤードシルエットやポインテッドカラー、ダンディなテーラリングが、当時のエレガンスを現代へと映し出しています。
アイビーリーグの要素も豊富に取り入れられ、スタジャンがケープへ、ラガーシャツがフルレングスドレスへと姿を変えるなど、スポーツウェアを意外性のあるアプローチで刷新。


また、フラワーモチーフが彩るロマンティックな世界観も印象的で、特に目を引いたのはリボンのみで構築されたドレスやコート。これは、髙田が大切にしていたリボンコレクション、そして1982年秋冬ショーのフィナーレを飾ったリボンドレスへのオマージュです。


さらに創業者の詩から着想を得た盆栽のモチーフや、ヴィクトワール広場を描いたプリントなども登場。シューズでは、コンバース(CONVERSE)やパラブーツ(PARABOOT)とのコラボレーションが展開されました。


過去と現在をつなぎながら、「le monde est beau(世界は美しい)」という髙田賢三とNIGOに共通する理念を力強く表現したコレクションです。
全ルックを一挙公開します!
















































Photographs : courtesy of Kenzo
Text:B.P.B. Paris