ディオール(DIOR)が2022年春夏オートクチュール・コレクションを発表。ショー会場の壁に設置された刺繍の作品群はインド人アーティストのマドヴィ・パレクとメヌ・パレクによるもので、インドのチャーナキヤ工芸学校の職人たちによって製作されました。
披露されたのは美しく精緻な手仕事が詰まったコレクション。今シーズンを象徴するのはクリエイションの実験といわれるオートクチュールのアトリエです。とりわけクローズアップされたのは刺繍で、レオタードからイブニングドレスまで、様々なピースに豊な表情を与えています。シグネチャーアイテムであるタイツにも刺繍装飾が施され、メゾンのDNAを汲むミニマルなスーツやドレスとのコントラストが絶妙。ビーズがちりばめられたパンプスもアクセントに効いています。
Text:B.P.B. Paris