【パリ・メンズ SS2027】コム デ ギャルソン オム プリュスが示す、その先の希望。もし戦争が終わったら

6月23日から6日間の日程で、2027年春夏パリ・メンズファッションウィークが開催。ショーとプレゼンテーションを合わせて70の発表枠が並ぶ今回は、40℃近い暑さが予想され、直前に一部ショーの開始時間が変更されるなど、異例のスタートを切りました。そんな幕開けとなったファッションウィークから、注目のコレクションとトピックスをご紹介します。

コム デ ギャルソン オム プリュス(COMME DES GARÇONS HOMME PLUS)の今シーズンのテーマは「If The War Were To End..(もし戦争が終わったら..)」。

これまでも反戦のメッセージを発信してきたデザイナーの川久保 玲さん。「ブラックホール」と題した前回は、黒中心のコレクションで閉塞した世界を描きつつも、ラストは白いルックの一団で締めくくり、出口を照らす一筋の光を想起させました。続く今回のショーで見せたのは、その先に待っていたかのような晴れやかな世界。このブランドらしいテーラリングのバリエーションを軸に、色彩豊かなシルエットが並び、希望に満ちた未来を感じさせました。

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リズミカルな音楽とともに、最初に登場したのは軽快なストライプのセットアップ。バルーンヘムのハーフコートとショートパンツ、さらにパターン違いのロングシャツを合わせています。二重構造のサンハットは「ヒズメ(HIZUME)」とのコラボレーションによるもの。ひと際目を引いたサイドゴアブーツは「メキシカーナ(MEXICANA)」が手がけたもので、異様に伸びたつま先がそり上がっていますが、その足取りは軽やか。

Comme des Garcons Homme Plus Spring Summer 2027, Prêt a porter

迷彩模様はパステルカラーに置き換えられ、黒を基調としたスーツには、カラフルなシャツがプラスされました。クラシックなタータンチェックは、ランダムなパッチワークで歪みが与えられ、フリルやフレアのディテールがゆったりとしたボリュームを形成。ワイドに広がるニッカポッカ風パンツも印象的です。

終盤には、ブランドのロゴや“FREEDOM”などのスローガンを配したグラフィックなルックが登場。フィナーレには、モデルたちが弾むようにステージを駆け抜け、戦争のない世界で自由を謳歌する人々の姿と重なります。「もし戦争が終わったら」という言葉は、単なるメッセージではなく、その未来を信じて歩み続ける意志としてコレクション全体を貫いているように感じられました。

全ルックを一挙公開します!

Courtesy of Comme des Garçons Homme Plus  
Text:B.P.B. Paris

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