9月25日から9日間の日程で2024年春夏パリ・ファッションウィークが開催され、100以上のブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの必見ブランドやトピックスをご紹介します。
クロエ(Chloé)はクリエイティブディレクターのガブリエラ・ハーストによる最後のコレクションを発表。2020年12月より同メゾンを牽引してきたハーストは、ファッションにおける社会的責任や環境保護を強く訴えてきたデザイナーです。
今回のコレクションでは、花のもつ神聖な幾何学の美しさを探求。多くのシルエットは植物からインスパイアされていて、花びらをイメージしたラッフルや大輪のバラのような装飾もあり、ロマンチックな雰囲気。
ショーのクライマックスに登場したのはリオデジャネイロのサンバ・スクール、マンゲイラのメンバーたちです。マンゲイラはサンバ・コミュニティにおける男女平等の道を切り開いてきた最初のサンバ・スクールなのだそうで、クロエの掲げる「より公正な未来のためのWomen Forward(女性の前進)」という目的を体現。ハーストがクロエにもたらした情熱と創造性を祝うフィナーレとなりました。
All Photos : ©︎ Chloé
Text : B.P.B. Paris