Chika Kisada(チカ キサダ)
第二の肌のような素材感、体の曲線を描くようなシルエット。理想の身体の形を追求
Rakuten Fashion Week Tokyo 2026 S/S

コンクリート打ちっぱなしの地下空間で、インスタレーション形式による、発表されたチカキサダの今シーズン。親密な雰囲気でルック数も15体と比較的少ない披露の中にも、今のブランドの目指すクリエイションが凝縮されていた。

関連記事:
2025-’26AW ブランドのシグネチャースタイルから更なる進化と深化を
2024AW開幕!装苑的注目ブランドをピックアップ : 10. Chika Kisada(チカ キサダ)

ADのあとに記事が続きます

ADのあとに記事が続きます

「トレース」をテーマに、素材の重なり合いやシルエット、そして輪郭や曲線などに注視した、春夏コレクション。

スキンカラーで身体にフィットした伸縮素材のトップやタイツが第2の肌のようだと思っている間に、今度はヒップで大きく膨らんだキルティングドレスやスカートがお目見えする。これらは先シーズンから続く、幾左田さんのシルエットに対する追求のように感じる。

また、ベースとなるのも、チカキサダコレクションには欠かせないトラディショナルアイテムだが、今季はよりマニッシュでパンキッシュなテイストで起用されている。テーラードジャケットやカットオフされたトレンチコートにはチュールスカートやフリルのディテールをプラスしてフェミニンルックに。

ダメージ加工のGパン、縦糸をほどいたようなあしらいで透け感とルーズなフォルムを演出するTシャツドレスはパンキッシュながらも繊細さも混在した美しさを見せた。そして、ランダムにパッチワークされたシャツワンピースなども印象的だ。

Chika Kisada
WEB:http://www.chikakisada.com/about.html
Instgram:@chikakisada

\関連記事/
Rakuten Fashion Week Tokyo 2026 S/S レポート

RELATED POST

Chika Kisada(チカキサダ)ブランドのシグネチャースタイルから更なる進化と深化をRa...
HANA 【CHATTING MUSIC vol.21】 「No No Girls」から「Blue Jeans」までを聞く
KIDILL(キディル)の末安弘明と中央町戦術工芸が鼎談『抗い続けるパンクのスピリット...
映画「ハリー・ポッター」シリーズ衣装デザイナー取材、スタジオツアー東京特別企画「...
なぜ、いま「リビング・モダニティ」なのか?『リビング・モダニティ 住まいの実験192...
HARUNOBUMURATA(ハルノブムラタ)が希代の女性レーシングドライバーを着想源にエレガ...