東コレ(Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W)に文化服装学院の学生が参加!
学生デザイナー6組によるファッションショーを開催

2026.02.17

文化服装学院の学生による選抜コレクション「individual(インディビジュアル)」2026が、Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/Wの関連イベントとして今年も開催。

「individual(インディビジュアル)」とは、文化服装学院が次世代を担う若手クリエイターの発掘・発信を目的としたプロジェクト。第2回となる今回は、全学科の応募者68組の中から、ポートフォリオによる1次審査と展示会形式で行われた2次審査を経て選出された学生デザイナー6組が、ランウェイショーと作品展示の2つの形式で発表する。

繊研新聞社 編集局記者 青木規子さん 

ファッションが世に出るサイクルを体験できず、社会に出てゼロからスタートする学生さんが多いと思います。本プロジェクトのような、プロの世界と学生が緩やかに混じる機会があることで、学生全体に影響を与え、活性化につながると思うので、とてもいい取り組みだと感じました。

彼らのプレゼンテーションを聞いたり、ブースを見ていて興味深く感じた方は、人に伝えたいことが明確でしたね。ご自身の世界観や必要とされるものが何か、ということがわかってらっしゃる気がします。

「ロキト」デザイナー 木村晶彦さん

僕らが学生の時は、自分の作品がランウェイで発表できて、たくさんの人に見てもらえる機会というのは装苑賞くらいしかなかったんです。なので、学内だけでなく外部にも開かれているこういった場ができると、学生のモチベーションも全然違いますし、作品の完成度も高くなっていくはずなので、とてもいい機会になっているのではないかと思います。

実際に2次審査開場で作品を見ていると、斬新な服も多く、今の世代の学生がどういった考え方で作品を制作しているのかもわかって、自身にとっても刺激になりましたね。みなさん本当によくできていて、どの方に投票するか迷いました。小倉 拓海さんの作品は特にコンセプトや世界観に面白さを感じました。

ファッションライター 岡島みのりさん、meta/fashoneditor 大平かりんさん

岡島さん

私も文化服装学院出身なのですが、今まで文化の学生さんは学内での活動にとどまることが多かったと思うんです。なので、1年間を通して自分のやりたいことを見つめ、表現したものを外に発信できる機会ができたことはとてもいいことだなと思いました。

審査に参加してみて感じたのは、みなさんとても個性的で、トレンドにとらわれず自分軸で好きなことを表現している方が多かったのはすごく面白いなと。作者の好みが色濃く反映されていてわかりやすい方に投票しましたね。自分の「好き」が力強い子の方が、今の東京のファッションには通用する部分があるのではないかなと思います。

大平さん

ランウェイがいままで卒業制作などでファッションを発表する機会として主流だった中で、こういったプレゼンテーションという形式で審査をできる機会はとても重要だと思います。今回は2回目ですが、5年、10年と長く続く取り組みになってほしいですね。

審査する上では、やはり服は人が着るものなので、作っている人だけのストーリーというよりも、その人の考え方や感性、大事にしているものがより多くの人に深く刺さるものだとよりよい社会に繋がると思います。そういう影響も含めて、ぜひこれからも続けてほしい、発信していってほしいと思った方たちに投票しました。

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多くの審査員による投票により、ランウェイショー形式で発表するのは、アパレルデザイン科3年の西脇駆さん、小倉拓海さん、榊原叶真さん、アパレルデザイン科2年の堀江優花さん、ファッション高度専門士科4年の桂日向映さんの5名に決定。

アパレルデザイン科3年の青木真那さん、木佐貫綾乃さん、山本奈々さんの3人によるブランド「N.V.E.L」は、展示形式にて発表する。

Deadbooy
西脇 駆(アパレルデザイン科3年)
Instagram:@iamdeadbooy
在学中に立ち上げたブランド 「Deadbooy」。“負の感情の再解釈”をテーマに、過去の傷や違和感を独自の表現へと昇華させる作品づくりを行っている。近年では、FUJI ROCK FESTIVAL 2025では、ミュージシャン CA7RIEL & PACO AMOROSOのステージ衣装を担当したほか、Lex や XG などのアーティストへの衣装提供も行う。

OGURA TAKUMI
小倉 拓海(アパレルデザイン科3年)
Instagram:@ogura.takumi66
デザイナー自身の経験やアート、カルチャー、歴史を踏まえた服作りを通して装いの幅を広げることをテーマに作品を制作。今期は「未来の花婿」をテーマに、メンズ装いの幅を広げることを目的に、服を通して価値観の境界をゆるやかに書き換えていくことを目指す。

Fluer Douces Philharm
堀江 優花(アパレルデザイン科2年)
Instagram:@fleurdoucesphil
自身の音楽経験から、ブランド名に交響楽団を冠した「Fluer Douces Philharm」。叙情性やディストピア的反骨心を軸にした服作りを行う。今シーズンは「織と編」をテーマに、2つの要素が溶け合う唯一無二の特殊加工を軸として、廃棄される行き場のないウエディングドレスを解体、再構築した。

HINAE KATSURA
桂 日向映(ファッション高度専門士科4年)
Instagram:@hinaekatsura_official
ドラマティック、ファンタジー、シュール、ガーリー、パンク、キッチュ、ノスタルジックなど多様な要素が混ざり合う、唯一無二の世界観を展開する「HINAE KATSURA」。ファッションを自由に楽しむドキドキとワクワクを届けること、年齢を問わず「私もやってみよう」と踏み出せるきっかけになるような服作りを行っている。

KYOMA SAKAKIHARA
榊原 叶真(アパレルデザイン科3年メンズデザインコース)
Instagram:@kyo_sakaki
伝統的な衣服を再解釈し、エレガンスと斬新性を併せ持つスタイルを提案。テーラード技術と消費者の視点を備えた、継続的に展開可能なプロダクトを目指し、日本の地域素材や持続可能性を取り入れたリアルなコレクションを展開する。

N.V.E.L
青木 真那、木佐貫 綾乃、山本 奈々(アパレルデザイン科3年)
Instagram:@_n.v.e.l_
使い捨てが当たり前の時代に、簡単には手放せない服を届けるために立ち上げられた。「クチュールを日常へ」をテーマに、日常に寄り添い、愛着を宿す長く着たくなる質とディテールを追求。「2026 Pantheon World Cup」をシーズンテーマに、ギリシャ神話の神々がW杯で戦うユニフォームをデザイン。

次世代を担う学生達による、それぞれの情熱とこだわりが詰まったクリエイションを見ることができる特別な機会。ぜひチェックしてみて。

文化服装学院 学生選抜コレクション
「individual(インディビジュアル)」2026

日時:2026年3月7日(土)17:00~
場所:青山グランドホール
   東京都港区北青山2-14-4
WEB:https://www.bunka-fc.ac.jp/individual/
※本イベントは招待制です。

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