冨井大裕の個展「線を重ねる」が開催中

冨井大裕の個展「線を重ねる」が、Yumiko Chiba Associates viewing room shinjukuにて開催中。冨井は、主に既製品や日用品に最小限の手を加えた明解な構成手法からなる作品を通じて、彫刻の新たな可能性を探ってきた美術家。

本展は、2018年にvoid +で発表した展覧会「線を借りる」の続編で、ファッションブランド「tac:tac」のデザイナー・島瀬敬章が引いた服のパターンを元に作られた、新作の彫刻作品を展示する。既製品などの物体を用いるのではなく、あくまで他者が引いたパターンに“線を重ねる”ことで、さらに彫刻を展開。それは、“線を引くこと”を通じて、二次元の絵画と三次元の彫刻との関係を問い直すものであると同時に、衣服と彫刻との交差は、両者が共通して人体に強く拘束された表現であることも示唆している。冨井の彫刻の“線を重ねる”行為は、衣服、彫刻、絵画、あるいは平面と立体とのあいだに、文字通り線を重ね、引き直す試みになると言えるだろう。

個展「線を借りる」展示風景、会場:void+、2018年、撮影:柳場大
©Motohiro Tomii, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

線のためのポートレイト(tac:tac)#1, 2018 撮影:柳場大
©Motohiro Tomii, Courtesy of Yumiko Chiba Associates 

tac:tac Autumn / Winter 2021-2022

tac:tac Autumn / Winter 2021-2022

tac:tac Autumn / Winter 2021-2022


冨井 大裕 Motohiro TOMII 「線を重ねる」
会期:開催中~2022年1月15日(土)
場所:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
   東京都新宿区西新宿4-32-6 パークグレース新宿 #206
時間:12:00~18:00
定休日:日・月曜、祝日
※2021年12月26日(日)~2022年1月10日(月)の期間、展覧会は開催していません。
※会期等が変更になる可能性がございます。WEB、またはSNSをご確認の上ご来廊ください。
協力:tac:tac

冨井 大裕 Motohiro Tomii
1973年新潟生まれ、東京都在住。1999年、武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。2015~2016年、文化庁新進芸術家海外研修制度派遣研修員としてアメリカ、ニューヨークに滞在する。主な個展やグループ展に、 2020年「メロー」KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS(東京)、2021年「MOMAT コレクション」東京国立近代美術館(東京)など。作品は、東京国立近代美術館や東京都現代美術館、新潟市美術館などに収蔵。

RELATED POST

かつての日常が感じられる、tac:tac 2022SS コレクション
東京コレクション2021-22秋冬リポート コロナ禍で見えてきたファッションの変化。VOL....
あさぎーにょが秋冬最新コーデを着こなす「LAFORET AUTUMN COLLECTION」が開催
アップサイクルブランド「LOVE it ONCE MORE」のポップアップが開催中!
装苑女子のスイーツ倶楽部「ノー・レーズン・サンドイッチ」から、イチジクを使用した...
SKWATが、「音(伝える)」をコンセプトにしたイベントを京都COCON KARASUMAにて開催
【From パリ支局】2021-'22秋冬パリコレクション、ルイ・ヴィトンはフォルナセッティと...
【From パリ支局】2021-'22秋冬パリコレクション、3月1日からデジタル開催
【From パリ支局】2021-'22秋冬パリコレクション、イッセイ ミヤケは自然の中から生ま...
【From パリ支局】2021-'22秋冬パリコレクション、ジバンシィはストリートのダイナミズ...
【From パリ支局】2021-'22秋冬パリコレクション、マリーン・セルの本質にあるもの
LOKITHOが2022年春夏コレクションを発表