押尾健太郎「PLOUGH YARD 517」展

2022.06.20

本誌でも撮影をお願いさせて頂いている写真家、押尾健太郎さんの写真展「PLOUGH YARD 517」が、東京・銀座にある森岡書店で6月21日(火)から6月26日(日)まで開催される。同名の写真集は、押尾さんがロンドン留学中だった2002年に、馴染みのパブで出会った中年男性メルヴィンの日々を、押尾さんの視点でおさめたもの。人生のなかで幾多のトラブルに見舞われ、財産も住処も失ったメルヴィンは、消沈しながらも奔放に生きる。

彼のたくましい生命力で紡がれる日常、そしてメルヴィンという存在そのものが、まだ駆け出しだった若き日の押尾さんにとって、大きな刺激となった。同時に、一人の写真家として、被写体と正面から対峙するということを体現した写真作品でもある。まるでロード―ムービーのように映し出されたメルヴィンの人生とそこにある一瞬。そこに映し出されている、人間の大切な何か、に向き合ってみてほしい。


押尾健太郎「PLOUGH YARD 517」展
期間:2022年6月21日(火)~6月26日(日)
場所:森岡書店 @moriokashoten
             東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル1階
時間:13:00~19:00(最終日のみ~18:00)
入場無料

押尾健太郎 写真集「PLOUGH YARD 517」
刊行年:2022年6月20日
装丁:ソフトカバー
印刷:フルカラー
ページ:80ページ
サイズ:182×257mm
言語:日本語/英語
価格:3,850円(税込)

押尾健太郎 / Kentaro Oshio
千葉県生まれ。2000年 スタジオアシスタントを経て渡英。2003年 帰国後 フリーランスとなる。雑誌、広告、WEBを中心に活動中。
WEB : http://oshiokentaro.com
Instagram : @kentarooshio