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写真家・奥山由之が4年ぶりとなる展覧会『windows』を開催。
窓から東京の人々の姿を映し出す

奥山由之「windows♯1」2022年 アーカイバル・ピグメント・プリント
©Yoshiyuki Okuyama / Courtesy of amanaTIGP

2011年のデビュー以降、ファッションや広告のクライアントワークで活躍し、最近は、監督を務めた米津玄師「KICK BACK」のMVが話題となった写真家の奥山由之。コミッションワークを行う一方で、自身の作品制作も精力的に続けてきた。そんな奥山が4年ぶりとなる新作個展『windows』を開催し、写真集も刊行する。

本作品群は、2020年4月から2022年11月まで、コロナ禍の2年半をかけて撮影された。写されているのは東京の住宅の不透明な窓の風景。すりガラスやフロストガラスなどの、不透明なガラス窓越しに見える家の中の物は抽象化され、見知らぬ誰かの内面を映し出しているよう。本作は、2020年発表の「flowers」に続き「人以外の被写体を通して人を描く」3部作の2作目にあたる。

本作品群は約10万枚という膨大な作品数から構成されており、写真集は752ページという大ボリューム。展覧会では約25点を展示する。

日本の写真表現において新時代を切り拓いた奥山由之の、新たな表現の地平を見逃さないで。

入り組んだ文化のレイヤーを持ち、建物がひしめき合う東京において、ある種のシンボルとも言える不透明な窓に、私は人々の表情を見た。窓を見つめることは、見知らぬ誰かと見つめ合うことに等しいと感じた。

この静かな視線の行き交いが、「東京」という街で生きる人々の肖像画になり得ることを、心から強く願っている。

 ――奥山由之、「東京の人々」、『windows』、赤々舎、n.p.


展覧会 奥山由之『windows』
期間:2023年6月10日(土)〜7月8日(土)
時間:12:00〜19:00(6/10のみ〜17:00)日、月曜、祝祭日休
場所:amanaTIGP
   東京都港区六本木5-17-1 AXISビル2F
TEL:03-5575-5004
入場無料
WEB : https://www.takaishiigallery.com/en/

写真集 奥山由之『windows』
2023年6月上旬発売予定、通常版 ¥11,000(税込)/特別限定版 ¥19,800(税込)赤々舎刊
先行予約受付中
WEB : http://www.akaaka.com/publishing/Yoshiyuki-Okuyama-windows.html

Yoshiyuki Okuyama 
1991年東京生まれ。2009年から写真作品の制作を開始し、2011年に第34回写真新世紀優秀賞を受賞してデビュー。以降、具象と抽象といった相反する要素の混在や矛盾などを主なテーマに作品制作を続けている。2016年には『BACON ICE CREAM』(Parco Publishing刊、2015年)で第47回講談社出版文化賞写真賞を受賞。主な写真集に、『Girl』(PLANCTON刊、2012年)、『君の住む街』(SPACE SHOWER BOOKS刊、2017年)、『As the Call, So the Echo』(赤々舎刊、2017年)、『POCARI SWEAT』(青幻舎刊、2018年)、『Los Angeles / San Francisco』(Union publishing刊、2018年)、『The Good Side』(Editions Bessard刊、2020年)、『flowers』(赤々舎刊、2021年)、『台湾版:BACON ICE CREAM』(原點出版刊、2021年)、『Ton! Tan! Pan! Don!』(bookshop M刊、2021年)、『BEST BEFORE』(青幻舎刊、2022年)など。主な個展に、「Girl」Raum1F(東京、2012年)、「BACON ICE CREAM」パルコミュージアム(東京、2016年)、「THE NEW STORY」POST(東京、2016年)、「As the Call, So the Echo」Gallery916(東京、2017年)、「君の住む街」表参道ヒルズスペースオー(東京、2017年)、「白い光」キヤノンギャラリーS(東京、2019年)など。

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