好評発売中『装苑』9月号内の企画「SO-EN BEAUTY」では資生堂 西森由貴さんとモデル 三嶋ひなさんにご登場いただきました。今回、SO-EN BEAUTYで注目したのは、今気になる「80年代」のファッションとともに時代を彩ったメイクのムードを取り入れながら「NEO ’80S GIRL」として今にアップデート！
リップの2色使いでクールに見せるハンサムメイク、大胆な色使いでアイメイクとチークを彩るゴージャスメイク、思い切りピンキーなチークとぷるぷるのリップで愛らしい魅力を弾けさせる無邪気メイクをそれぞれご紹介！ぜひ参考にしてみて。

ファッションやカルチャーシーンで注目されている’80年代。メイクでも’80年代のエッセンスを取り入れて、今にアップデート！ まずはハンサムメイクから。太眉をポイントにダークカラーのリップを合わせてクールな印象に。太眉はアイブロウのリキッド①でしっかりと描き、眉の下のラインを足して幅を広げ、眉と目の距離を近づけると顔の彫りが深く見える。さらに②と③を使って色を濃く出して強調する。ダークブラウンのマットアイシャドー④の上から、まぶた中央部分にポイントでラメのアイシャドー⑤を入れる。ラメの効果でかっこいいけど色気もある目もとに。ブラックアイライン⑥を長めに引いて、まつげを上げずにマスカラ⑦をつけるとクールな目もとに。当時は口角を濃い色で締めて中央に明るい色をのせる囲みリップが流行したが、あえて色味を逆転させ⑧を口角に⑨を中央に使い、インパクトのある唇に仕上げる。

きらびやかな’80年代らしい大人っぽくてゴージャスなメイク。頬骨にかかるハイポイントチークとパープルのアイシャドーで華やかに！ 目もとからチークにかけての多色のグラデーションは’80年代らしい組み合わせ。高い位置を明るい色、低い位置に濃い色で締めると目もとの立体感をより際立たせることができるので、目の中央上にゴールド①を、目頭には③の左上のパープルと、目尻には②の右下の深緑を入れる。マスカラ⑤は繊細に塗り、カラーアイシャドーを引き立たせる。ここからがポイントで、ハイライトとして光沢感の強いパープルのアイシャドー④を目の下、目尻側半分くらいに入れて、そこからつながるようにローズ系のチーク⑥を頬骨の高い位置から内側に広い帯状にたっぷりと広げ入れる。アイカラーからチークにかけての主張が強いぶん、リップは軽やかな青味のピンク⑦を選んで、薄くふわっと色づける。

あどけない可愛らしさを多様なピンクで表現する、無邪気メイク。まずはアイメイクから。顔の比率として頬が短いほどベビーフェイスになるので、アイカラーは目の上に入れずに目の下だけに入れて重心を下げる。下まぶた全体にふわっとピンクのアイシャドー①を広げ、下まつげのきわに赤の②を目の中央ほど濃くなるよう入れると、目が丸く見え、さらに可愛らしさが引き出せる。マスカラ③も下まつげだけに入れるとより効果的。次に、シルキーな質感で白っぽいピンクのチーク④を頬の中央に逆三角形を描くように入れ、顔全体を明るく見せる。仕上げはグロスの重ねづけ。キラキラのラメ入りグロス⑥を塗り、上からさらにグロス⑤をたっぷりとのせてぷるぷる感、うるうる感のある唇に。重ねづけをすることでラメが混ざって異なるキラキラが楽しく、表情豊かな唇に。

hair ＆ makeup: Yuki Nishimori （Shiseido）
photographs: Wakaba Noda （TRON）
styling: hao
model: Hina Mishima

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NARSは
「NARSサポートセンター」へ
WEB：https://www.narscosmetics.jp/

資生堂 西森由貴
Yuki Nishimori●5年間のサロン経験を経て、資生堂によるヘアメイクアップアーティスト育成所SABFAを卒業。2014年、資生堂に入社。ニューヨーク、パリ、東京のファッションウィークでヘア＆メイクとして活動。トレンド情報分析も担当し、時代の空気をいち早く取り込んだファッションやミュージック関連のヘア＆メイクが得意。
Instagram：＠nishimoriyuki____

モデル 三嶋ひな
Hina Mishima●2000年生まれ、千葉県出身。高校卒業後に上京し、モデルとして活動をスタート。ファッション誌や広告ビジュアル、CMなどで活躍。国内だけにとどまらず、活動の場を国外にも広げている。最近はマシンピラティスにチャレンジ中で、姉妹で育てているミヌエットのガラシャを溺愛する愛猫家でもある。
Instagram：＠hina__mishima

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