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©「東京デザインが生まれる日」製作委員会


装苑モデルとしても活躍するモトーラ世理奈さんが主人公の連続ドラマ『東京デザインが生まれる日』が、2020年12月2日(水)からスタート!小さなデザイン事務所”れもんデザイン”を舞台にしたこのドラマは、主人公である新人デザイナー・小野 睦(むつみ)がデザインの世界で奮闘する姿を描く。
監督は、デザインオフィス「株式会社れもんらいふ」代表で、アートディレクターの千原徹也さん。撮影にはれもんらいふの実際のオフィスが、”れもんデザイン”のオフィスとして使用され、フィクションながら本当のデザイン業界を覗く事ができるような、リアリティあふれる作品となっている。ドラマと並行して、千原さんが毎回変わるゲストと「本当にあったデザインの話」を繰り広げる対談で構成され、「フィクション(ドラマ)とノンフィクション(対談)のハイブリッド」が特徴にもなっている。第1回目は、野性爆弾のくっきー!さんを迎え、仕事のみならず、下積み時代の苦労や思い出話を語る。

数々の映画やドラマに出演し、歌手までをもこなすモトーラさんが地上波ドラマ初主演となるこの作品。睦の上司、千原徹子役にはタレントで女優のMEGUMIさん、れもんデザイン取締役の関役にはカリスマ美容師でモデルやタレント、デザイナーとしても活躍する奈良裕也さん、睦の学生時代の友達役には、本誌『装苑』でもお馴染みの伊藤万理華さんが抜擢されるなど、豪華な顔ぶれが勢ぞろい。装苑ONLINEではそんなドラマの舞台裏に少しだけ潜入し、3弾に分けてこのドラマの魅力をご紹介します。
第1回目となる今回は、監督・千原徹也さんから、このドラマが制作されることになるまでの過程やキャスティングに関するお話と、『装苑』読者へのメッセージを頂きました!

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©「東京デザインが生まれる日」製作委員会


ーーこのドラマを制作しようと思った最初のきっかけを教えてください。

千原さん:「デザインってどんなものにも施されているのに、意識されることってなかなかないんですよ。たとえば、誰もが知ってるガードレールとか。あのデザインに行き着くまでに相当アイデアを出して、相当デザイン修正食らって、やっと形になってるはずなんです。どの職業も同じだと思いますが、グラフィックも同じで、デザインの重要性って語られにくい。その思いが強かったんですよね。そんななかテレ東(※テレビ東京)さんから深夜枠の番組制作の話をもらって、最初はデザインを紹介するトーク番組をやろうかと思ったんですが、ウチのスタッフを見てるうちに、有名なデザイナーが出て語る番組より、それまでの、まだ修行中の人が出た方がリアルに伝わるかなと、ふと思ったのです。僕自身や今を生きるスタッフの経験はドラマになるなと。その方が見てくれる方も共感できる気がしました。また、映像監督は僕の夢でもありましたし、それに挑戦することも物語としてリアルに繋がるのでは?と思いました。」

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©「東京デザインが生まれる日」製作委員会


ーー監督を務められて、撮影中や撮影後に感じたこと、気づいたことなどありましたか?

千原さん:「グラフィックと変わらないだろうと思って挑みましたが、根本的に関わる人数が圧倒的に違います。現場で、『カット!』とか言って、うわ〜夢叶ってるー、とか、スタッフや出演者たちが、”れもんらいふ”を立ち上げてから10年間に知り合った仲間と一緒に、みんなで夢の作業してるー!とか、実はずっと感動で泣きそうになりながらやってましたが、いかに、自分らしく居続けるかが作品のクオリティには大事で、そこはグラフィックと変わらずにやらなきゃと意識していました。」


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©「東京デザインが生まれる日」製作委員会


ーー主演にモトーラさんを選ばれた理由とは?

千原さん:「モトーラさんは前から知り合いではあるけれど、実は本人についてはよく知らないんです。だからこそ面白くなるだろうなと思った。キャスティングって、演者がやることを完全に予測できたら終わりだと思っているので、いかに僕の考えを超えてもらうか。それを考えると、モトーラさんならワクワクしながらそれが出来る気がしました。僕の考えと、モトーラさんの考えが掛け合わさって、予想を超えた作品になると思っています。」

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©「東京デザインが生まれる日」製作委員会


ーー睦のような夢をもつ読者へ一言お願いします!

千原さん:「僕は、デザイナーになって22年が経ちます。夢を持ってデザイン業界に飛び込み、右も左もわからず、ただガムシャラに走り続けました。誰もが、始めは人生に迷い、苦しみます。このドラマは、そんな苦しい日々の中でも、夢を目指して頑張る女の子が主人公です。
ドラマの中で『夢がないから毎日楽しく生きる』『夢に向かって苦しみながら頑張る』どっちが幸せ?と問うシーンがあって、主人公の〈睦〉は、後者を選びますが、今の時代を生き抜くには、前者も間違いではありません。どちらの考えも正しいだけに毎日悩む。このドラマには、何が正解かわからない女の子たちがたくさん登場します。それでも何かを掴もうと頑張る女の子たち。見てくれる『装苑』読者のみなさんは、自分と照らし合わせてこの物語を楽しんでほしいです。頑張る全ての女の子へ。僕からのエールです。」

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©「東京デザインが生まれる日」


次回、vol.2では、実際にドラマの撮影現場に潜入して撮ったメイキング風景と、モトーラ世理奈さんへのインタビューを収録した動画を公開します。お楽しみに!



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水ドラ25「東京デザインが生まれる日」

日にち:2020年12月2日(水)スタート 
    毎週水曜(全5回)
時間:深夜1:28~深夜1:58
放送局:テレビ東京 
出演:モトーラ世理奈、MEGUMI、後藤淳平(ジャルジャル)、もも(チャラン・ポ・ランタン)、伊藤万理華、新井郁、奈良裕也
対談ゲスト:くっきー!(野性爆弾)、川上未映子、吉澤嘉代子、安達祐実
プロデューサー:江川智(テレビ東京)、合田知弘(テレビ東京)、小林祐太(れもんらいふ)、塚原元彦(ドアーズ)
監督:千原徹也(れもんらいふ)
脚本:清水匡
制作著作:「東京デザインが生まれる日」製作委員会
制作:テレビ東京/れもんらいふ
Twitter:@tx_tokyodesign

第1話 あらすじ
小さなデザイン会社「れもんデザイン」の新人デザイナー小野 睦(モトーラ世理奈)は、雑誌連載の撮影準備に追われている。だが課せられるのはカメラマン発注、ロケハン、ロケ弁手配…「全然デザイナーの仕事じゃない!」と仕事内容に疑問を抱き始めていた。そんな睦を察した会社代表の千原徹子(MEGUMI)は「あなたサラリーマンなんだからね」と言い放つが、睦にはその言葉の真意がわからない。


<見逃し配信>
放送後に見逃し配信もあります。ぜひご利用ください。
・「ネットもテレ東」(各話1週間無料)
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・「テレビ東京オンデマンド」(全話配信)
 www.tv-tokyo.co.jp/douga/txod/