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文化服装学院×HOTSOXプロモーションバトルが完結!学生ブランド成功のために必要なことは?

2025.02.27

上位チームのリーダーインタビュー。学生ブランドが魅力的な商品を作り、販売するために必要な知恵とノウハウ。

文化服装学院×HOTSOXプロモーションバトル2024で、販売数の1〜3位を獲得したチームのリーダーにインタビュー。プロジェクト成功に欠かせないユーザーの共感を呼ぶ発信と、チームをまとめるのに必要なことを、約半年間のプロジェクトを振り返り語ってもらった。

1位チームが行った「個人アカウント強化」施策の理由

畑 心寧さん(以下、畑):私たちのチームは、300足販売して1位をとることを目標にしていたので、その両方を達成することができて本当に嬉しいです。この数字は、昨年度1位を獲得した先輩方の販売数のおよそ倍。「伝説のチーム」になりたくて、この数を目標にしていました。

石井 麗さん(以下、石井):私たちの靴下は、特別な相手への贈り物や自分へのご褒美というのをコンセプトにしていたので、周りの人たちを巻き込んでしっかりプロモーション活動ができたのが何より嬉しかったです。「プレゼント」や「特別感」といったコンセプトは、Instagramに投稿する写真で感じていただけるようにしました。

ミロ・マリーンさん(以下、マリーン):チームみんなが能力を発揮して、今回のプロモーションバトルに携わることができたと思っています。実は、初め日本人に売るのに黄色のソックスは難しいよと言われていたんです。だから不安もあったのですが、結果的に3位を獲得することができて、本当に嬉しいです。

:プロジェクトが始まった段階で、SNSでいかに認知拡大できるかが肝だと先生方から聞いていました。そこで、まずみんなが自分の個人アカウントを強化しました。Instagramをそれまで以上に頑張ったり、TikTokを始めたり。個人がフォロワー数を伸ばした上で、販売前からSNSで告知を始めたんです。

私自身、2年生からInstagramに力を入れたら、3ヶ月弱で500名ほどフォロワーが増えて。頑張れば伸びるんだという成功体験があったのと、そのことでPRのお仕事もいただけるようになり、SNSの力って本当にあるんだな、と実感したんです。だからみんなも頑張ってみない?と提案して、賛成してもらいました。

:はい。Instagramでは世界観を大事にする分、Xでは公式からの発信というよりは誰かがポツリとつぶやいているような投稿をしていました。一方、TikTokでは自分たちを応援してくれるようなファンを作りたかったので、活動記録や裏側の発信をメインにしていました。

石井 :投稿するときに、いかに周りの人たちを巻き込んで共感を生み出せるかを考えていました。私たちのチームは、コンセプトが伝わると数字が伸びていきましたね。

チームメンバーの友達、そのまた友達という風につながっていって、販売前にストーリーズで「今から始めるのでぜひフォローしてください!」という形で投稿したことも。本当に地道に続けていましたが、それでフォロワー数が200名程増えたので、結果的にいい方法だったのかな、と思っています。

マリーン:私は個人のアカウントにあまりフォロワーがいなくて、Instagramをどう効果的に使ったらいいのか、あまりわからなくて。チーム内にフォロワーの多い子がいたので、その子たちの個人のインスタでも投稿してもらいました。

インスタに投稿する写真は、世界観を守りたいけど統一しすぎるとちょっと飽きちゃう。みんながはける靴下にしたかったこともあり、なるべく身の回りにいる方々にお願いしてモデルになっていただき、親近感を持ってもらえる写真も載せました。

それから、Instagramはやっぱりリールが伸びるので、リールを積極的に投稿しました。それで海外からも欲しいと問い合わせがあったのですが、国外発送には対応していなかったので、私が買って送ったこともあります。

30秒、15秒、4秒のリールで行ったこと

マリーン:Vlogが一番いいと思いました!ロフトに販売に行くまでとか、銀座の東急プラザでの記者会見の日のVlogで、30秒くらいのものに反応がありました。

石井:私たちはVlogがなくスナップや着回し動画だったので、長くても15秒程度。もう一回見ようかなと思ってもらうことや、保存しやすいようにすることを意識していました。

:私たちのリールは基本的に4秒です。個人のインスタでも分析したのですが、そのくらい短いものが一番再生される気がします。それから、snow dropという文字は、必ずどこかに入れていました。

個人アカウントのリールでは、自分のリアルクローズでソックスのスタイリングを見せて、普段着にも合うことをアピールしました。その時は共同投稿にせず、チームのアカウントをメンション、もしくはタグづけで紐づけることも大事だと思います。

多様な個性を持つメンバー全員が輝き、成果を残すためのチームマネジメント論

:みんな頑張りたい気持ちは同じなのですが、その中でも熱量に差があったり、プライベートとは完全に切り分けたい派の人がいたりと、マインドがまちまちで。

ある時、学校の時間内に話せなかったことをSlackやLINEで連絡しても返答がなかったので「どうして?」と尋ねたら、「自分の時間が欲しい」と。その一方で、やることをやってから自分の時間を作りたい人もいます。それでけんかになって、じゃあ連絡は20時までにしようと決めました。それからはスムーズでしたね。

提出物の期限に対する感覚も個々人で違ったので、それも、前日にアナウンスするからちゃんと出してねという風にして解決しました。

石井:私のチームはバラバラの個性を持った人が集まっていたので、クリエイティブがコンセプトから外れないように、トンマナ(トーン&マナー)を共有しました。その上で、みんなそれぞれがやりたいことも聞いてスライドにまとめ、リンクできる要素や次に行うことを可視化していました。

あとはsnow dropチームと一緒で、「どこまで頑張りたいか」に個人差があったので、そこを無理矢理合わせるのではなく、その人の気持ちのレベルに合わせて仕事の割り振りを決めていました。

マリーン:チーム内でコミュニケーションをとるのが難しかったです。あとはやっぱり熱量の差があることを感じました。そういう不安から、ストレスでめっちゃ泣いた時もありました……。すごく辛い時期もあったので、3位になって報われた思い。本当に嬉しいです。

マリーン:チーム内のコミュニケーションが本当に大事!デザイナーがどのようなことを考えているか、何をイメージしているかをチームに共有できるリファレンス(資料)を最初に出して、SNSの運営目的——世界観を守りたいのか、拡散させたいのか——も明確にし、そのための手法を決めてから始めると良いと思います。そうしたら、やりとりがスムーズになりました。

石井 :同じく、目的や手法は最初に絶対決めること。さらにリーダーが引っ張りすぎると、メンバーの中に「リーダーがなんでもやってくれる」という固定観念が生まれやすくなってしまうので、リーダー役の方は最初に、頼れるところをみんなに頼るべきだと思います。ストーリーズのリーダー、フィードのリーダー、TikTokの編集リーダーというように細かく役割分担もし、それぞれに責任を持ってもらうと、みんながしっかり自分の持ち場を運営できるようになります。

その中で「ズレ」が生じないように、何かをするたびにコンセプトをリーダーがしっかり伝えることが大切です。やりたいこととコンセプトがズレてしまった時は「こっちに変えたほうがいいかも」と話し、それでもやりたい理由があり、且つチームのみんながOKなら、やっぱりアリにしたこともありました。リーダーは、独断にならないようみんなの意見を聞くことが必要です。

:(意見を)言える性格の人と、なかなか言えない人がいます。だから、みんなが発言できる環境を作るように心がけると良いと思います。そして、言えない人は勇気を持ってなるべく自分の考えを言うようにすること。その時の互いの伝え方は優しくすることを心がけて、けんかにならないように。「けんか」じゃなくて、「話し合い」をすることが大切です。

HOTSOXのアートなソックスの生産を支えるエコな機械「GINGA(ギンガ)」って?

美しい色柄の靴下を生産するためには、通常、編み立てる前に糸を染色する必要があり、その過程で大量の水を使用するうえ、水を染料で汚してしまうという問題が発生する。さらに、豊富に揃えなければいけない色糸の在庫は工場の経営を圧迫する要因となり、残糸も大量に出る。これらの課題解決を行い、靴下の生産を持続可能なものにするためにHOTSOXが取り入れているのが、靴下専用のインクジェットプリンター「Ginga」(ギンガ)だ。

ギンガは、白色の靴下にインクで染色することで柄を作り出すプリント機械。HOTSOXの靴下は、再生ポリエステル糸で編み立てた白い靴下に、ギンガで色柄をプリントすることで、水の汚染や残糸の課題解決を行う。また、生産スピードが速いため、完売したら即追加投入できるのも大きなメリット。今回のコラボレーション靴下もギンガで生産され、水の使用や糸ゴミの排出を軽減しながら、プロモーションバトルでの流動的な在庫数に対応した。

HOTSOX
WEB:https://www.hotsox.shop/
Instagram:@hotsox_shop

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