
《カタツムリの燐光の跡に導かれた夜の人物たち》 1940年 水彩、グアッシュ/厚い水彩用網目紙 フィラデルフィア美術館 Philadelphia Museum of Art: The Louis E. Stern Collection, 1963-181-46 Successió Miró Archive © Successió Miró / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2025
20世紀を代表する巨匠の一人、ジュアン・ミロの展覧会が、東京都美術館にて開催中。太陽や星、月など自然の中にある形を象徴的な記号に変えて描いた、詩情あふれる独特な画風は日本でも高い人気を誇る。1940年から’41年にかけて描かれた代表作〈星座〉シリーズ(写真上)のうちの3点をまとめて見られる貴重な機会となる。
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《バルサ FCバルセロナ75周年》 1974年 リトグラフ ジュアン・ミロ財団、バルセロナ
Fundació Joan Miró, Barcelona. © Successió Miró / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2025 E5746
また、故郷スペイン・カタルーニャの地で描いた初期の名作、FCバルセロナの創立75周年を記念してミロが制作をしたポスター(上)、陶芸や彫刻なども展示。最大規模の回顧展となる本展では、新たな表現に挑戦し続けた70年に及ぶ創作活動の中で、各時代を代表する作品の数々を一挙に振り返ることができる。「ミロ展」7月6日(日)まで。
ミロ展
会期:開催中~2025年7月6日(日)
場所:「東京都美術館」
東京都台東区上野公園8-36
時間:9時30分~17時30分(金曜は20時まで、入室は閉室の30分前まで)
休日:月曜(4/28、5/5は開室)、5/7
観覧料 :一般¥2,300、大学生・専門学生¥1,300、65歳以上¥1,600
Instagram:@miro_tokyo2025
公式サイト:miro2025.exhibit.jp/
『装苑』2025年5月号掲載