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戦後美術の多彩な視覚表現70点が集結
「印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1957-1979」開催

2024.02.21

木村光佑《現在位置−存在A》1971年 東京国立近代美術館蔵

印刷技術の飛躍的な発展により美術と大衆文化の結びつきが強まり、マスコミュニケーション時代を迎えた戦後の日本では、複製メディアによる表現が人々の関心を集めた。当時、世界各国から作品を集め、気鋭の版画家やデザイナーたちの活躍の舞台の一つとして開かれた、国際的な規模の版画展「東京国際版画ビエンナーレ展」。

(左)横尾忠則「第6回東京国際版画ビエンナーレ展」ポスター 1968年国立工芸館蔵(右)池田満寿夫《夏 1》 1964年東京国立近代美術館蔵

その受賞作や出品作、ポスターを中心に国立美術館のコレクションから70点が展示される「印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1957-1979」が開催。日本を代表する作家たちが多様な視覚表現に挑んだ作品からは、時代が変わっても色あせない魅力が感じられるはず。

「印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1957-1979」
期間:開催中〜2024年3月3日(日)
場所:国立工芸館
   石川県金沢市出羽町3-2
時間:9:30〜17:30(入館は17:00まで)
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル) 
休館日:月曜
観覧料:一般¥300、大学生¥150、高校生以下、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料
WEB:https://www.momat.go.jp/craft-museum/

『装苑』2024年3月号掲載

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