【もっと知りたい!フランスの田舎のミュージアム ①】
偉大なクチュリエの創造の源へ / グランヴィル編(後半)

2021.10.15

フランスの地方には、意外と知られていないステキなミュージアムがいっぱい。
その土地に根づいた伝統工芸、アート、モードと共に、町の魅力も発見してみて。

〜グランヴィルってどんな町〜

グランヴィルは、フランス北西部に位置するノルマンディの港町。日本人にも人気の世界遺産モン・サン・ミッシェルに近く、温暖な気候に恵まれた避暑地でもあり、夏は海水浴客で賑わいます。

海水浴を楽しむ人たち。潮の満ち引きの差はヨーロッパで一番。干潮時には広大な砂浜が現れるが、夕方になるにつれて海が迫ってくる。

通りには、海の行楽地ならではのお土産屋さんがたくさん。芸術家のアトリエも多く、彼らのユニークな作品を置く店も多い。

海岸に沿った崖の上に住宅が並ぶ地形も特徴的で、歩いていると海辺の街らしいインテリアを目にする。

街のいたるところにカモメの姿が。

こぢんまりとしたグランヴィルの駅。パリから直行の電車で3時間半の距離。構内にある船の絵はなかなかの迫力。

クリスチャン・ディオール美術館とあわせて訪れたい、どこかおしゃれな雰囲気が漂う町です。

Photographs:濱 千恵子 Chieko Hama
Text:B.P.B. Paris