第36回イエール国際フェスティバル、
ファイナリストの作品を動画で紹介 Vol.1

2021.12.27

36th edition of the International Festival of Fashion,Photography and Fashion accessorise, Hyères 
南仏の小さな田舎町イエールで開催されるヨーロッパ最高峰のファッション・コンペティション。若手デザイナーの登竜門として知られるこのコンペティションに9人と1組のファイナリストが挑みました。

このコンペティションでは毎年、審査委員長が変わり、審査チームは委員長によって結成されます。今年の委員長はラコステのクリエーティブディレクターのルイーズ・トロッター。

今年の審査員と主催者。ルイーズ・トロッターは右から4人目のラコステのTシャツを着た女性。

2021年のファイナリスト。

グランプリ(Grand Prix Of The Jury Première Vision)イフェアニ・オクワディ(Ifeanyi Okwuadi)/ イギリス

中央が受賞したオクワディ。

オクワディは17歳からロンドンのサヴィル・ローで修業し、デザイン系の大学を卒業後に複数のブランドで経験を積んだ実力派。作品はグリーナムコモン反核運動にインスパイアされたミリタリー調のメンズウエア。受賞後のインタビューでは「もっと、もっと、前に進みたい。休みなんていらない。もっと作品を作りたい」と、抑え切れないファッションへの情熱を語りました。

グリーナムコモン反核運動とは、イギリスにあるグリーナムコモン米空軍基地に配備された核ミサイルの撤廃と反核を訴えた女性たちの戦い。10年の歳月を経て核ミサイルは最後の1本まで撤去された。

©Fabrice Davillé – PREMICES 

「第36回イエール国際フェスティバル、受賞者決定!」記事はこちらをチェック!

Photographs:濱 千恵子 Chieko Hama
Text:B.P.B. Paris

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