1月16日から6日間の日程で、2024-’25年秋冬パリ・メンズファッションウィークが開催され、73ブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの注目のショーや見逃せないトピックスをご紹介します。

ショーのフィナーレに登場したロナウジーニョ（左）とデザイナーのコルム・ディレイン。

コルム・ディレインが率いるキッドスーパー（Kidsuper）は、ブルックリン発のブランド。これまでオークション形式やコメディショー形式など、型破りなショーで話題を集めてきましたが、今回は初めてのランウェイショーとなりました。

テーマは『String Theory（ひも理論）』。 物理学から引用したタイトルですが、服を構成する紐や糸に着目したコレクションで、ショーの中盤には歩くモデルのセーターがほどけていくパフォーマンスも披露されました。

人気バレエダンサーのジュリアン・マッケイ（Julian MacKay）が舞い踊る演出もあり、元サッカー選手のロナウジーニョ（Ronaldinho）がモデルとして登場すると会場は興奮の渦に。サプライズとユーモアが欠かせないこのブランドならではのショーでした。

Text：B.P.B. Paris