2022-’23年秋冬パリ・ファッションウィークが開催。
必見コレクションや話題になったことなど、今シーズンのハイライトをご紹介します。
CFCL vol.4のインスタレーションより。
ISSEY MIYAKE MENのデザイナーを経て独立した高橋悠介のブランドCFCLがパリコレに初参加。公式カレンダーで映像を公開した翌日に、北マレのアートギャラリーにてインスタレーション形式で新作を発表しました。
CFCLは、Clothing For Contemporary Life(現代生活のための衣服)の頭文字で、3Dコンピューター・ニッティングの技術を使った製品を提供しています。服としての機能性、環境への配慮、最適な国産素材の選択、流通経路の透明性を追求するブランドで、ウィメンズ、メンズ、子供服、帽子やバッグなどの製品を展開。
高橋さんは、昨年、東京都と日本ファッション・ウィーク推進機構が主催するファッションプライズ「FASHION PRIZE OF TOKYO」を受賞。同プライズのサポートを得て、パリでコレクションを発表することになりました。
「パリにはイッセイ ミヤケの時代に何度も来ていたので、CFCLのコレクションもここで見せたいと考えていました。実はまだ早いと思っていたのですが、今回の受賞が後押しをしてくれました」と高橋さん。
今回披露したのは、デビューから4回目となるコレクション。 “時代に左右されない”もブランドコンセプトの一つで、デザインを大きく変えることはしない方針です。ほとんどの製品が自宅で洗濯でき、速乾性があるというのもこのブランドの魅力。まさに今、欲しい!と思わせるプロダクトがそろっています。
この日のために来仏したデザイナーの高橋悠介さん。
Text : B.P.B. Paris