100円アイテムでDIY!
~田中エミさんに教わる古着Tシャツリメイク~

2025.12.26

「苦しみや日常のノイズの中にある愛おしさ」をコンセプトに掲げるブランドemary(エメリー)のデザイナー・田中エミさんに、100円ショップで購入できるアイテムを使った古着Tシャツのリメイクアイデアとその方法を教えていただきました。年末年始に向けておうち時間が増えそうなこの季節にぴったりな、簡単かつ印象がガラッと変わるリメイク術をご紹介します。

photographs : Jun Tsuchiya (B.P.B.)

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\今回つくるのがこちら!/

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1.用意するもの

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Tシャツ

今回はダメージ加工を施すため、より風合いが引き立つプリント入りのバンドTシャツをセレクト。田中さんが過去に古着屋で購入したマリリン・マンソン のTシャツを使用。元のデザインを生かしながら、手軽に行えるリアルなダメージ加工を施していきます。

100円ショップで購入できるアイテム

1 ゴム手袋
2 カッターマット2種
3 木工用折りたたみのこぎり

4 ワイヤーブラシ
5 目打ち
6 チャコペン

その他の道具

1 ボディピアス各種(カーブ型や内径約28mmのサーキュラーバーベル型など)

※洋服に装飾した際に映えやすい、16G以下のシャフトが太めのピアスを選ぶのがおススメ。


2 星型スタッズ
ねじ式スタッズ3種
4 染色スプレー2種(ホワイト/ワインレッド)

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2.さっそく、リメイク開始!

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まずはTシャツ全体に染色スプレーをかけ、ヴィンテージ感を出していきます。ホワイトを前後全体にまんべんなく吹きかけたあとにワインレッドを重ねると、より奥行きのある風合いに仕上がります。

☞POINT!スプレーはあえて少しムラが出るようにかけると、より深みがアップ!

\ヴィンテージ感がアップ!/

次に、Tシャツの中にカッターマットを敷き、のこぎりで穴をあけます。穴をあけたい部分に刃を当て、力を加えながら手前に軽く引くと、きれいに穴があきます。

☞POINT!サイズの異なる穴をあけると、よりリアルなダメージ感を演出できます。


穴があいたらワイヤーブラシで切れ目の周りを擦り、生地の繊維を表に出せば、よりダメージ感がプラス。この工程を繰り返しながら、前後全体に程よくダメージを入れていきます。

☞POINT!ゴシゴシと中の繊維を引き出すように強めに擦ると、よりハードなダメージ感が出てGOOD!

次に、ピアスやスタッズなどのパーツを取りつけて装飾していきます。

はじめに付けたい位置にチャコペンで印をつけます。

印をつけたら目打ちで穴を開けてピアスを通していきます。


星のスタッズは、爪折りタイプを選べば手で簡単に装着できます。まずは目打ちで星の角に合わせて軽く穴をあけ、裏側で爪を折り曲げて取りつけていきます。袖口や裾につけてもさりげないアクセントになるのでおススメです。


最後に、ねじ式のスタッズを好きな位置に取りつけます。目打ちでねじの芯より少し小さめの穴をあけ、裏側からねじを通し、表からスタッズを回して固定すれば完成です。

\  FINISH!/

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「今回は、裁縫未経験の方でも誰でも簡単に真似できるよう、特別な機材を使わず手軽にできるリメイクに仕上げました。Tシャツの元のデザインを生かしつつ、大胆にピアスやスタッズを組み合わせることで、ひと味違う存在感のあるアイテムにしています。スプレーやノコギリ、ワイヤーブラシを使えば、流行りのダメージTシャツも簡単にリアルな風合いを出すことができますので、ぜひチャレンジしてみてください」

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ヴィンテージ感が味わい深く、エッジの効いたTシャツが完成!
みなさまもぜひ、クローゼットに眠っている古着のTシャツを使って、手軽にできるパンクアレンジにチャレンジしてみてください。

装苑公式Instagramでは、今回の作業動画も近日公開予定です。そちらもお楽しみに!


田中エミ
美容専門学校を卒業後、ファッション業界で働きながらバンタンデザイン研究所に通学。在学中にデザイナーの坂部三樹郎さんと出会い、卒業後はジェニーファックスとミキオサカベでインターンを経験。坂部さん主催のファッションスクール「me」に通いながら、自身のブランド emary を立ち上げ、2023-’24年秋冬にコレクションデビューを果たす。

emary
Instagram:@emary___

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