アナ・スイの衣装がユーミンを飾る!松任谷由実デビュー50周年アリーナツアースタート

松任谷由実デビュー 50 周年を記念した全国アリーナツアー『 The Journey 』が、5月13日神奈川・ぴあアリーナ MM よりスタートしました。
全54公演となる今回の話題の一つとして、ファッションフリークに見逃せないのがユーミンの衣装。ユーミンをはじめ、バンドメンバーやパフォーマーの全衣装のデザイン・監修をデザイナーのアナ・スイが担当。その衣装をいち早くお届けします！

アリーナの中央に海賊船のステージが出現。その船の船長はユーミン。客席のオーディエンスを乗せ、航海をするというコンセプトに沿ってデザインされました。オープニングの曲は「心のまま」。衣装は鮮やかなブルーと爽やかなホワイトのバイカラーのパイレーツファッション。ジャケットの背にはシルバーの刺繍が施され、その煌めきがラグジュアリーな雰囲気も醸し出しています。サイハイブーツで全身にモード感を添えたスタイルで、ユーミンが海賊船のデッキを走ります。

ゆるやかな風に揺れる木々、波、窓に揺れるカーテンの演出では、まるで人魚を思わせる水色のドレス。アシンメトリーのデザインで、片方だけ大きく膨らませたパフスリーブ。細いリボンがフリンジのように揺れるスカート。オープニングのパイレーツスタイルとは対極のイメージでロマンティックに。

そしてラストは再びパイレーツスタイル。このスタイルはジャケットとパンツがシルバーに輝くもの。オープニングのパイレーツよりも贅沢感が溢れるものに。

アナ・スイの得意とするクラフトテクニックが随所に加わり、さらにモード感もプラスされたツアーの衣装。デビュー50周年を迎える松任谷由実にふさわしい素晴らしいコラボレーションとなった。

――松任谷由実コメント――

アナ・スイがユーミンのステージ衣装を作りたがっていると、彼女のエージェントから連絡があったとき、私は一も二もなくお願いすることにした。
アナと面識はなかったけれど、そのスタイルは、90s 充分に体験していたし、アジアンならではの色調と少しキッチュなロックテイストがとても好きだった。そして本当に偶然、昨年の夏ごろ松任谷由実 50 周年記念ベストアルバム～ユーミン万歳！のヴィジュアルがあがって来たのを見て、これってまるで、アナ・スイがデザインしたトゥーランドットみたいだよ！と周囲に言いまくった。そのすぐ後のオファーである。
呼んでる。。呼ばれてる。。
来てます。。来てます。。

もはや、このツアーが掲げるコンセプトヒッピーパイレーツを表現するコスチュームは、アナ・スイをおいて他にないと思った。
アナと私はほとんど同年代で、世界の遠く離れた町に生まれ、少女期にファッションに目覚め、間違いなくロックの洗礼を受け、それぞれのキャリアを積んで来た。
今、長い時を越え、チューニングを合わせることが出来た。一緒に大事なヴァイブスを発信する機会がやって来たようだ。

――アナ・スイコメント――

何て光栄な事でしょう！
こんなにも素晴らしいプロジェクトに参加できるなんて。
Yumiはかけがえの無い伝説的アイコンだから。
東京とNew York 。
メールでの制作ディレクション、オンラインでのフィッティングチェック。
遠く離れた距離を感じる事はなく、アメイジングなチームとそのプロセスを共有しながら、全てが一つにまとまり、衣装に完成していくのを見届けるとができ、エキサイティングなクリエーションとなった。
同じ時代を走ってきたYumi と彼女のクリエイティブには、強いシンパシーを感じる。
Yumi 50周年コンサートツアー、おめでとう！
この壮大なプロジェクトを通してお祝いできる事が何より嬉しい。

撮影：田中聖太郎（ライブ画像）

■松任谷由実INFORMATION
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