数多くのホテルやリゾートを展開するマンダリン オリエンタルと、ヴィヴィアン・ウエストウッドのメゾンのコラボレーションにより、ホテル「マンダリン オリエンタル メイフェア ロンドン」のオープンを祝した特別な扇子が誕生。
この扇子は、ヴィヴィアン・ウエストウッドのブティックが立地するイギリスの44 Conduit Streetを含む歴史的なエリアに敬意を表すものであり、メイフェアの中心部、ハノーバースクエアにオープンする新しいホテルのシグネチャーエンブレムとなった。
扇子のデザインは、ジョージ1世(ハノーファー選帝侯)にちなんで名付けられた歴史あるハノーバースクエアからインスピレーションを得るところから始まった。この広場は1710年代後半に整備され、当時は立派なテラスハウスが立ち並び、ロンドンの名だたる社交界の著名人たちが住んでいた場所だった。
ヴィヴィアン・ウエストウッドのシニアデザイナー、 アレックス・クレーンは、「扇子のデザインは、出会い、踊っているように見える2つのシルエットが描かれています。ドラマチックで、おしゃれでミステリアスな2人は、午後に会う友人かもしれないし、魅力的な恋人たちかもしれない。この2つのシルエットは、伝統的な切り絵とヴィヴィアン・ウエストウッドのキャンペーンからインスピレーションを得ています。シルエットは、上下逆にレイアウトされた手描きの広場の上で白く縁取りが施されていますが、これはヴィヴィアンが初期の頃にワールズエンド店に飾っていたピカデリーサーカスを逆さまにしたビジュアルのイメージで描いたものです。」と語った。
マンダリン オリエンタル メイフェア ロンドンの総支配人、スザンネ・ハチェは、「マンダリン オリエンタル ホテル グループの有名な金色の扇子ロゴは、グループ内のすべてのホテルが、それぞれの地域や文化、個性を表現する独自の扇子を作っています。マンダリン オリエンタル メイフェアでは、ファッション、アート、文化が交差する場所で、この活気溢れる地区の中心に位置するホテルをイメージした扇子を作りたいと考えました。そして、この扇子を作るために、ヴィヴィアン・ウエストウッドほどふさわしいブランドはないと思いました」とコラボレーションを選んだ理由を語った。
この扇子は、1709年に設立されたThe Worshipful Company of Fan Makers (The Fan Makers Guild)のイアン・ブロック氏が伝統的な職人技を結集し、英国で全て手作りされている。扇子の平地にはゲインズバラシルク社製のシルクを使用し、サフォークで手織りで仕上げられた。扇子の本体を形成する木製の部分は、セント・ジェームズ・パークで嵐によって倒れてしまったモミジバスズカケノキを使用し、扇子彫刻家であるマルコム・コックス氏が手彫りをし、ワックスをかけて仕上げたもの。
デザインは、それぞれの要素が独自の層に現れるように、照明機材の上で8枚に重ねた紙に描かれていて、それをサウソールにあるIvo Textiles社がシルク生地にスクリーンプリントをし、ロンドンを拠点とするCiment Pleating社がプリーツ加工を施し、アーティストのトム・サンダース氏が木製のパーツにデザインを描き完成させた。扇子の要部分の飾りは、ロンドンのジュエラー、ケイティ・フェルドスタイン氏がシルバーで制作し、最終の組み立てはロンドンのイアン・ブロック氏の工房A.T. Cronin Workshop社で仕上げられた。
このコラボレーションの一環として、2本目にハンドメイドで作った扇子はオークション コレクティブに出品され、紛争による被害を受けた子どもたちを支援する唯一の専門慈善団体「War Child」に寄付される予定だ。オークションの日程は2024年5月23日から6月28日。
この扇子の売り上げ金は、ヴィヴィアン・ウエストウッド財団の 「Stop War」キャンペーンの一環として、戦争勃発や紛争状況の急激な悪化など、災害が発生した際に危機に瀕した子どもたちを支援するWar Childの子ども緊急救援基金に寄付される。
ファッション、アート、文化が交差し活気溢れる地区を中心に位置する、新たなホテルをイメージした扇子。ぜひ手にとってみたい。
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