1998年に創設された、ヨーロッパを代表する国際的な合同展示会「TRANOÏ(トラノイ)」が、9月に東京に進出することが決定した。トラノイとは、パリ・ファッションウィークが公式に認める唯一の合同展示会で、年4回開催されている。現在はGL eventsの傘下にあり、KOCHÉ(コーシェ)のクリステル・コーシェをアートディレクターに迎えるなど、チャレンジングな取り組みも行ってきた。
東京のファッションウィーク中に、トラノイCEOのボリス・プロヴォスト(Boris Provost)さんが来日。3月14日に開催されたプレスカンファレンスでは「東京を、もう一度アジアのファッションハブへ」とのミッションを掲げつつ、「アジア各国とのリレーションを使い、世界のブランドがアジアマーケットにリーチできるようにしたい」と意欲を語った。
出展ブランドは計150、うち国内ブランドと海外ブランドを50%ずつにすることを目標に掲げているが、円安の問題から、現段階では70%が国内ブランドになる見通しだという。第一回は「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025SS」期間中の2024年9月4日(水)、5日(木)「ベルサール渋谷ファースト」で。東京では、かねてよりファッションウィークと展示会開催期間にズレが生じがちなことが問題視されていたが、その課題にも対応した。
Netflixシリーズ「エミリー・イン・パリ」のスタイリスト、マリリン・フィトゥシさんが「トラノイ・トーキョー 2024」のミューズとなり、メインビジュアルのスタイリングとディレクションを担当。さらに、シーズントレンドから着想したルックの紹介も行う。2025年3月中旬に第二回が開催されることも決定している。
トラノイ・トーキョー 2024
期間:2024年9月4日(水)、5日(木)
場所:「ベルサール渋谷ファースト」
東京都渋谷区東1-2-20 B1F