photo/後藤 武浩
有本ゆみこさんが手がける「SINA SUIEN(シナ スイエン)」が3年ぶりとなる新作発表会を開催した。新作のテーマは、舞城王太郎による小説「刺繍百花子」の登場人物たちが着たい服。
小説に登場する13人の登場人物を演じる出演者一人ひとりと対話を重ね、オーダーメイドでデザイン、製作。それぞれの心と身体に寄り添った素材や柄を組み合わせて形にし、仕上げとして、出演者に「花」を捧げる想いで刺繍をした。
男性たちが着るのはフルオーダースーツ。ビスポークテーラーの「Bespoke H&Sons」の縫製職人やパタンナーの指導を受けながら、SINA SUIEN自らのデザインとパターンを手掛け、仕立てを委託している。女性たちが着るワンピースやドレスシャツの縫製は縫製職人に委託。13人誰ひとり、左右対称の体を持つ人はいなかった。
今回で5度目となる、ビスポークシューズの「La Rificolona」との共作は、刺繍を施したブーツやサンダルなど5点。ニットブランドの「SAKI TANAKA」とは、ハンドニットタイを共作で1点制作し、特殊造形衣装は特殊造形衣装作家と共作で制作した。
さらに2月9日(水)から20日(日)まで、刺繍百花子展示受注会を予約制で開催。「刺繍百花子」衣装 全13体展示、特殊造形物の展示販売、SINA SUIEN新作商品と過去商品の販売、写真の展示、書籍販売 & 新規オーダーメイド受注受付する。
ぜひ足を運んでみて!
「SINA SUIEN 2022 collection 刺繍百花子」※予約制
日時:2022年2月9日(水)〜2月20日(日)
場所:ANB Tokyo 6F
東京都港区六本木5-2-4 ANB Tokyo
時間:11:00~19:30(2月13日(日)のみ11:00~17:30)
入場料:無料
予約フォーム:https://reserva.be/100hanako
WEB:http://sina1986.com/